ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #118: こってりらーめん なりたけ「醤油ラーメンを食す」

2017年1月上旬訪店

錦糸町へ行く用事のついでに何か昼食でも、とラーメン屋をスマホで検索するもピンとくる店はなし。仕方がないのでランキング上位で行きやすい場所にある店に行ってみることにした。

なりたけと双麺が候補であったが双麺は混んでいたのでなりたけに決定。最近ずっと店頭前にメニューなら看板なりでどういったラーメンが出てくるのかある程度分かる店ばかりに行っていたので、何もない店に入るのは若干の抵抗があったが腹をくくり店に入る。

まずは券売機で食券を買う。ここでも文字情報がだけで、どういったラーメンが分からないので、ベーシックな醤油ラーメンを買う。適当に空いた席座ると店員がすぐに食券を回収していく。

店内はそれなりに込み合っており数名の客がラーメンを食していた。店員の数が若干多いような気がしたが、混むときはそれだけの人数がいるほど混むということであろう。カウンター席のみで真ん中に通路でその両側が客の席とラーメン屋によくあるスタイルである。

しばらく後ラーメンが運ばれてくる。

一見白いのでとんこつ系に見えなくもない。いや待て、このパターンは銀座でもあったぞ。

よく見ると白いのはすべて背油である。その下はちゃんと醤油ベースのスープがある。器のふちに飛び散るほどの多量の背油である。仕事が雑なのかデフォルトなのか分からないが、少しは気を使ったほうがいいのではないだろうか?

具はネギ、チャーシュー、メンマ。味は中々良い。スープは見た目ほどくどくなく麺によく絡む。チャーシューが大きく食べ応えがある。スープに特徴があり甘味がある。これは癖になりそうである。このラーメンは味噌バージョンもあるので味噌になったらどうなるのか非常に気になるところであった。

余裕があれば双麺も行ってみようかと思っていたが思いのほかお腹がいっぱいになった。ラーメンとしてはそこまで量はなかったが背油が重かったのかもしれない。

 

錦糸町といえばスカイツリーとは目と鼻の先であるが、根元まで見えるのは中々ない。

思わず写真を撮ってしまった。

食の備忘録 #117: 麺屋大斗 小伝馬町店「もりそば(特製もり野菜) を食す」

2017年1月上旬訪店

人形町の外れというよりももはや小伝馬町にある麺屋大斗がこの界隈で唯一の所謂次郎系という噂を聞いて足を運んでみた。オフィス街の中に突如にして現れるといった感じで飲食店があるように思えないようなエリアであった。お店を訪店した日は夜であったが、恐らくランチタイムにはここいらで働く人でごった返すのであろう。

店の外にメニューの看板が出ていたので確認すると、どうもつけ麺が押しのようである。となればイメージしていた暖かいラーメンに山盛りの野菜が乗って出てくるという感じにはならないはずである。やめて帰ろうかとも思ったがせっかくここまで来たのだからと入ってみる。

中に入ると店員が一人で接客から調理までこなしていた。この時間は一人で捌けるだけ人しか来ないということであろう。先客は家族連れが1組とカップルが1組と団体ばかり。券売機に向かうと思いのほかたくさんの種類があり、どれにするか悩んだ。悩んだ挙句もりそばで具がたくさん付いて来そうな特製もり野菜とした。

空いているカウンター席に着いて食券を渡す。待っている間は暇であるが目の前が厨房なので様子を窺うと、スタッフは1名ながらきびきびと動き次から次へとラーメンが出て行く。周りを見渡すとトッピング券の説明があった。

券売機では良く分からなかったが、AとBでセットが異なるようである。さてお待ちかねのラーメンがいよいよ出てくる。

つけ麺でありながら具でスープが見えなくなるほど具が入っているつけスープであった。麺は大盛りで注文したが、見て分かるとおり結構な量がある。恐らく500g前後だと思われる。

具は炒め野菜、海苔、チャーシュー、煮卵、メンマとトッピング券の両方が入った特製である。値段が少々張ったが折角ここまで来たのだからと一番高いものにしたが、具が増量されるだけと分かっていたら、一ランクしたのものでもよかったかもしれない。

さて味はというと中々旨い。つけ麺というと魚介系でインパクトが強い物が多いが、この店の味は、そこまで魚介系で攻めてこない。とんこつ+魚介系というであるようだがこれが中々旨い。相互に良いところが引き出されているようである。

まずはつけ麺として食べ、次に具を絡めながらが良いのだろう。最後の方はラーメンのように浸して食べた。量が多めなので、そこは人によっては調整しないと食べきれない恐れがあるように思う。また割りスープが2種類ありあっさりスープを頼んだがこれもまた良し。

次があるとしたら普通のラーメンの方を食べてみたいと思う

食の備忘録 #116: 日乃屋カレー 人形町店「名物カツカレーを食す」

2017年1月上旬訪店

先日masterカレーの黄色い看板に誘われて足を止めると実はその隣にもカレー屋があったのであった。そのときはどちらか一方のみということで、masterカレーにしたのだが、もう一方の店も気になったので日を改めての訪店となった。

というわけで、今回のお目当てのお店はこちら。

日乃屋カレーさん。神田カレーグランプリ優勝と入り口に書いており期待値だけが上がる。昼下がりの時間ということで店内は空いており普段どの程度の人が入るのか分からない。入って食券を買う。カツカレーとサラダをチョイス。適当な空いている席へ座る。

店の構造は縦長で両側カウンターと奇しくもmasterカレーと同じであった。

まずはさっとサラダが出る。ツナサラダ100円。

こういったサラダが100円くらいでつけられると大変うれしい。

しばらく待って、カツカレーが登場。

ご飯を覆うかのようにカツが鎮座する。ごはんは大盛りである。バランスが難しいのか写真を撮っている間に左端のカツが滑落。

カレールーが全面を覆うようにかかっているのも少々珍しいように思う。大抵は半々だったりするが。

味はというと第一印象は見た目どおり。日本のカレーである。最近はインド系カレー屋に行くことが多かったのでこういった日本風カレーも良い。カツは揚げたてでジュシー。福神漬けをカウンターに置いてある入れ物から適宜追加すると、シャキシャキの食感が加わりよい。

食べ終わることに次の客が入ってきた。チェーン店のようであるが、中々旨かったように思う。次は別の日乃屋にでも行ってみたいところ。

 

カレー屋が2軒並ぶ様子。

値段は日乃屋カカレーのほうが平均的に安いので日乃屋の方が混みそうな印象。味は甲乙付け難い。そもそも目指している味が全く異なるため同じカレーながら別のジャンルというほどに差がある。こういった個性が出るのもカレーの良いところであろう。

食の備忘録 #115: 石臼挽き十割蕎麦 はせ川 人形町店「2枚もりそばを食す」

2016年12月下旬訪店

人形町交差点の辺りにあった豚丼屋がなくなったいつの間にかそば屋になっていた。交差点の反対側には富士そば、さらにすぐそばには小諸そばがあるのですごい場所に殴りこんできたなという印象。しかも十割蕎麦で富士そばと同じくらいの値段だという。大変気になるのは味であろうか。ということで入ってみた。

店内は大変狭く、頑張ってカウンター席を作った感じになっていた。店内にも券売機があるが狭いので外の券売機で買ったほうが良さそうである。今回買ったのは2枚盛りそば。店員に渡すと、そばをゆで始めた。オーダーが入ってからゆでる方針であると店内に書いてあった。これは結構衝撃である。周りにあるチェーン店のそば屋は当然ゆで置きである。店員も一人のように見えるので、これで昼時に仕事がこなせるのか疑問である。

出来上がると、呼ばれるので取りに行く。器やざるが2人前なのでずっしりと重い。

そばが平たく量産品とは違うと感じさせる。そばつゆは、ちょっと辛めだが小諸そばよりは薄い印象。一枚目を食べきり頃にはそばつゆも底をついた。そば自体はゆでたてということで美味いが、十割なのかちょっと分からない。上のざるを退けると

下から2枚目が顔を出す。小諸そばや富士そばは1つの器に2人前盛ったりするがこの店は1人前ずつのようである。どちらかというと、まとめてもらったほうが楽ではあるが、1枚なのに2枚盛りなのかみたいなことはなくなる。

立地はいいので回転率で勝負する店であろう。周りに競合店があるので生き残れるのか今後の見ていきたい。自体は別のものを試してみたところである。

 

食の備忘録 #114: カレーMaster 「Smorked BBQ Curry with Pork Belly を食す」

2016年12月下旬訪店

よく晴れた天気の良い日であった。普段足を伸ばさないエリアを歩いて良さげなお店を探すのに絶好の天気である。そういう気分で街で出たのが思いのか早く気になる看板を発見した。

カレーマスターである。マスターを冠する店、当然自称だろうが中々できるものではない。しかも英語でmasterである。同音異語でもない。これはぜひ入ってみたいと思い看板をのメニューを眺めるとなぜかここも英語。こっち系の人が店をやっているのだろうか?

中を見るをそれほど人は入っておらず。人がいない場所ではないので人が入っていないのは気になったが、看板を信じて入ってみる。特に案内もないので適当に空いている席に座る。

縦長の店で左右に分かれてカウンター席が並んでいる。メニューもシンプル。

恐らくカレーは1種類でトッピングもシンプルなので、この一品で勝負している職人気質なガチなお店であろう。値段が気になったが折角なので豚肉が乗ったSmorked BBQ Curry with Pork Bellyをオーダー。

店員は、日本人で家族経営風だったので、アメリカンチックなのは海外生活が長かったとかなのだろうか。しばらく後、カレーが出る。

鉄製の子鍋に入ったカレーとライス、豚肉である。

ごはんの上に鎮座する豚肉はBBQソースを掛けるように勧められた。このままの形で実際に出てくるとは思ってなかったのでちょっと驚いた。出てきたのもナイフとフォークでスプーンがない。

食べてみると、カレーはさらさら系でスパイシー。日本系でもインド系でもない独特なカレーといった印象。これはこれで中々の美味さ。

豚肉はBBQソースでもカレーでもどちらでも美味しいので好みか。とても柔らかくナイフを入れるとすっと切れる。恐らく箸でも簡単に切れる。

総じてアメリカンチックなカレーで、こんなカレーもあるんだなーといった感想。コスパでいうと、この界隈ではちょっと悪いのかなといった印象。1000円+税であるが、ランチで食べることを考えると、この辺りの平均値はもう少し安いはずである。値段が客足の鈍さといった感である。

もう数回足を運んで結論としたい。

食の備忘録 #113: 麺屋武蔵武骨「1kgのつけ麺を食す」

麺屋武蔵といえば、上野界隈だけでなく暖簾分け?したと思われる姉妹店が方々にある人気つけ麺屋である。上野にも複数店あるが、特に行列が耐えないのが麺屋武蔵武骨であろう。いつみても外にまで行列が伸びている。

特徴はなんといってもトロトロに煮込まれた豚の角煮がブロックで乗ってくるつけ麺である。麺量も選べるので食が太い方々も満足である。つけ麺が苦手な人向けかラーメンもある。こちらは麺量があまり選べないのでお得感が薄い。

1品の値段が高いので麺量があまり食べられない人からするとコスパは悪いと思われる。ベースラインが1100円からとラーメン屋らしかぬ高さである。原価が高そうなので仕方なしというところであるが、値段の高さは訪店のバリゲートとなるであろう。

2016年12月下旬訪店

何か食べようかなと上野に立ち寄ったところなんと武蔵武骨の店の前に行列なし。

これ幸いと入ろうとすると、中で行列。まぁそうだよね、と入り口で待つことにする。写真から見て取れるように待機列があの程度伸びるということである。ほどなく列が進み店の中へ。

食券を買いしばらく待つ。待つ間に店内を観察すると結構カップルで来ている様子。他のラーメン屋ではあまり見られない光景である。時間帯かもしれない。また旅行者が多い印象。せっかく来たから人気店で食べたいということだろうか。

食券は列中で回収されたがそのときに麺量が聞かれたので1kgとした。武骨は初めてだったが、他店は数回訪店したことがある。しかし、選択肢で1kgがあったのは初めてであった。好奇心と腹の減り具合からしていけるであろう。

よくやく席に着いて、さらにしばらくのちつけ麺とご対面。

つけ麺に分厚い焼き豚(というよりは角煮っぽい)と煮卵。そしてつけ汁。

さすがに器が多いもので出てきた。中にはメンマや薬味が入った状態で出てきた。1kgにしては麺少なすぎないかと思った貴殿は正解である。実際の卓上は

こういう光景であった。麺は1個が500gで2個どんぶりがあったのだ。ちょっと頼みすぎたなという感があったが、食べきれない量ではないという印象だったのでいけるはずである。こういうときの直感は外れたことがない。

食べだすと味は相変わらずの美味さ。つけ汁は魚介系で濃い目なので、麺は全部漬けず半分くらい漬けて食べるのが良い。そして、1杯目は難なく完食。まだまだ美味いと感じられる。ただ胃には溜まってる感がひしひしとある。

2杯目をスタートするとさすがにペースダウン。隣にほぼ同じタイミングで座り並みのつけ麺を食べていた御仁が席を立つ。残り4分の一程度でさすがに箸が止まる。

あと一息ということで、何とか押し込む。久しぶりに限界を超えて詰め込む。なんかとか残りの麺も食べてフィニッシュ。

つけ汁はなくなるかと思ったが、前半結構節約(?)できたので余ったようである。さすがに1kgともなると胃がはちきれんばかりである。久しぶりに食べ過ぎて後悔する。500g~600gが丁度よいという感じだったので3玉といったところか。

食べ過ぎでしばらくは、つけ麺を見たくないと思いながらの退店となった。これだけの量を食べても同じ値段なのはつけ麺屋の良いところ。普通のラーメンでもこうなればいうことはないのだがさすがにスープの量が変わるので厳しいのだろうか。

食の備忘録 #112: 天下一 人形町店「豚キムチ定食と餃子を食す」

地下鉄の人形町駅を出てすぐのところに見た目は冴えないラーメン屋?がある。端的に言って、安いわけでもなく特別美味いわけでないのだが、兎角営業時間が長いので便利、といういったお店である。

メニューは、各種ラーメン、大きめ目の餃子、各種定食(レバニラ、豚キムチ、ホイコーローなど)があり、お酒も種類が少ないもののあるので、飲んでいる人も見られる。お奨め1個が大きな餃子。

2016年12月下旬訪店

便利な店というイメージであるが、味は普通で、コスパで言えば少々悪い部類であると思うが、たまにここの餃子が食べたくなるので不思議である。他に餃子メインで食べられる店が思いつかないということなのかもしれない。駅に近いのでちょっとついでにというときもよくある。

そんなこんなで天下一久しぶりの訪店となった。

店に入ると思いの他混んでいた。座れないということはなかったので空いている席に座る。いつ来ても数名客がいるが、満席はないという店としてはいい感じで回転している状態なのだろう。

メニューを見て、少し考え餃子6個と豚キムチ定食をオーダーする。餃子は3個と6個があり、ちょい足しなら3個で十分だろう。だが、今日はどちらかといえば餃子が食べたいので、餃子に定食を付け足した感じである。

まず来たのは餃子。

見た目も中々良いが、味もそこそこであり、1個が大きいので満足感が高い。

続いて豚キムチ定食が来る。

構成は、ごはん、メイン料理、スープ、漬物。餃子のことを思うと定食系は若干ボリュームが少ないように見えるのは気のせいか。ごはんが多めだが、餃子もあるのでこれくらいで丁度よい。豚キムチは少々辛い。

天下一の所感であるが、餃子と豚キムチ定食で1000円超えるのだからコスパは良くない。ラーメン系は一度食べて以来食べてないので良く分からないが、注文する人は結構いるのでうまいやつがあるのかもしれない。ただラーメンが食べたかったら、人形町にはいくらでもラーメン屋があるのだからそちらへ行くべきだろう。