食の備忘録 #149:博多天ぷら たかお ジョイナス横浜店「大穴子定食を食す」
2017年6月上旬訪店
横浜はインターコンチネンタルホテルの壁面を使用したプロジェクションマッピングを観賞したあと、お腹も空いたのでご飯を食べることにしたのだが同じことを考える人が多数おり最寄り駅の飯屋はどこもいっぱいで行列となれば河岸を返るしかないということで横浜駅まで戻ってきたのだ。
さしもの横浜駅は、レストラン街がまだまだ開いているので選択肢も多数、どこもすぐに座れそうであった。ぐるりと一周するもここだっと思える店はなかったので連れの意見で天ぷら屋に入ることにした。
店の名はたかお。博多の方の系列店なんだろうか。店構えはそこそこ。
ポップはまぁまぁうまそうであった。とはいえ以前入った天ぷら屋の印象が良くなかったので中々入る気にはならなかったのだが。
いざ入ってみると、人気店なのか8割方席が埋まっている。すぐに空いているカウンター席に通される。寄寓にもオーダーは連れと一緒になった。外のショーケースで一番目を引いた大穴子が付いた定食。しかし天ぷら屋に来て海老天を食べずに帰れないので、単品で海老天も1本追加して豪勢な夕食になった。
目の前とまではいかず少し奥で揚げいる様子を見ながら待つ。まず来たのがご飯と味噌汁と天つゆ。
に続き大穴子。
ショーケースのサイズの見た目に劣らず大サイズでとっても食べ応えがありそうに見える。やはり見た目は大事である。実際食べると衣は薄く身はふっくらとして厚みがある。通常食べる穴子は割りと身が薄いのでこんなに身が厚い穴子は初めてかもしれない。皮がちょっと硬いのか箸で切るには若干力がいった。天つゆをつけて食べるととても旨い。天ぷらは天つゆ派。ごはんのおかずにちょうど良い味であった。
と、穴子を味わっていると次の天ぷら群が到着。ごぼう天、かぼちゃ天、海老天。
どれも衣が薄く軽く揚がっていてうまい。素材の味が活かされている、そんな印象の天ぷら。油が軽く感じるのは天ぷら油が良いのだと思われる。
最後に、かしわ天、ナス天。
揚げたてが順番に運ばれて出てくるとは何だが高級店のように感じるが、駅のテナントである。どれもこれもいちいち旨い。店が流行るのも分かる。
食べ終わった後にしばらく談笑していたが、特にプレッシャーが掛けられることもなくゆっくりできたので中々よい店であった。
横浜駅は滅多に降りないので次回があるか微妙なところであるが、他の場所で見つけたらまた入ろうと思う。
食の備忘録 #148:聚福楼 1号店「兎に羊を鱈腹を食す」
2017年5月下旬訪店
前々からチャンスを窺っていた聚福楼に突撃する日がついに来た。以前から羊の肉塊をバラして食べるらしいということを小耳に挟んでおり、行ってみたいと思っていたのだが中々訪店することができなかったのだ。ようやく面々の調整が出来たので腹を空かせた狼になったつもりで店に赴くのだ。
お店は池袋の雑居ビルに入っていた。エレベータで上がり出るともう店の中であった。店の名前からしてそうだが、スタッフも中国系の人みたいだが日本語は通じた(当たり前か)。夕食には少々早い時間帯に行ったが席は半分ほど埋まっており人気が窺える。
中ほどの席に通される。隣の席が空いていたので雰囲気を伝えるため撮った。
席の真ん中に炭火を置くスペースがあり、焼き肉屋みたいである。ドリンクのオーダーもそこそこにお通しが出る。
赤い粉は肉に付ける調味料である。味については後ほど言及する。料理のオーダーを控えめに行い、兎などをオーダーした。兎はない日もあるようなので予約時にオーダーすると良いかもしれない。
炭火が席にセットされいよいよ始まるか、といった雰囲気になる。
そして運ばれてくる兎。
串が打たれ火があればそのまま丸焼きにもなりそうだ。1頭丸まるが串に刺さって出てくる様は他の店ではお目にかかれないだろう。そもそも兎肉がメニューない。
しかし残念ながらこれは写真を撮るためのサービスであった。さすがに下の炭火では焼けない。一旦下げられ厨房の方で焼きやすいサイズにした後また出してくれる。
と、その間はサイドメニューを食べる。干し豆腐の細切りの和え。
細い麺みたいなものが豆腐であり、歯ごたえがある。知らずに食べると豆腐だとは思わないであろう。味は中華系のサラダ。箸休めによいという印象であった。
続いて空心菜の炒め
少々炒め油が多いと思ったが味は濃い目で酒の摘みにはよい。
そしてばらばらになり大皿に山盛りになった兎が返ってきたので早速焼く。
ぶつ切りなので大きさはばらばらでどこの部分なのかも良く分からない。見た目は鶏肉に近いということで見解の一致が出た。大きさがばらばらなので中々焼き上がりを見極めるのが難しい。
焼けたであろうところから食べると、やはり味は鶏肉に近い。弾力が多少強いか。細かい骨があり食べづらい。そこは1頭丸まるということでしょうがないかな。兎肉は下ごしらえがちゃんとしてあり臭みはない。謎の赤い粉もつけるつけないは好みだった。
焼けるのに時間がかかるがあまりお腹にたまらず、さすがに兎だけじゃ足りないと言うことで羊を追加。
後ろ足の方にした。
どこが足なんだと言わんばかりの塊。塊で見ると圧倒的物量である。これも一旦下げられ厨房でばらされて戻ってくる。1皿目。
と、2皿目。
さすがに1皿に盛れないのか2皿に分かれて登場。さすがにばらしたばかりということで肉の色も鮮やか。実に旨そうである。ちなみに奥に見切れているのが兎肉である。兎が終わると次に羊も焼き始める。
右側の焼けているのが兎。左のまだ生肉が羊。
そしていつの間にかオーダーされていた追加料理が到着し始める。牛肉料理(料理名がちょっと思い出せない)。
軽く揚げて味付けをしたような料理で、餡かけになっていない酢豚のようなイメージ。ここまできて特に頼む必要はない。
漬け白菜とスペアリブの煮込み?。
これは中々美味しかった。ただ炭火が前にあるから熱いので熱いスープは中々進まない。
カイコの四川風炒め。
ゲテモノ好きがオーダー。黒い小さいナスみたいながカイコ。美味しくない。頼んだ本人も美味しくないと残していた。
そうこうする内に2名が羊が始まって早々にもう食えそうにない宣言。早すぎない?と思ったがもはやどうにもならず。羊はまだまだたくさんあるのだが。
どんどん焼く羊肉。
ここの羊肉は臭みがあまりなく食べやすかった。また、あの赤い粉を付けると何がどうかわるか説明できないが、旨さがましどんどん食べられる。羊肉は赤い粉を付けたほうが断然美味しい。また兎に比べて焼けるスピードも速い気がした。
だいぶ食べたがまだまだある羊肉。
黙々と食べる。まさに羊肉の食べ放題状態。
最後には足の骨だが残った。
最後の肉まで美味しく頂きなんとかフィニッシュ。
さすがに骨は食べられない。
さすがに食べ過ぎて胃が苦しいかったが、店も込んできたので退店。赤い粉をいたく気に入った一人が店の人に、テーブルに残った粉持って帰ってもいいか聞くとなんとテーブルの物に足して新しい裏から持ってきてくれた。
1年分の羊と1生分の兎を食べたが一人6千円くらいとコスパはまぁまぁ。紹興酒のボルトが2本あったので上ぶれしていると思われる。ジンギスカンじゃない羊の焼き肉という意味では珍しく、あの粉につけて食べるのは他ではないだろう。また着てもいいかなと思える店であった。
店を出るともう夜の帳も落ちたころであった。
さすがにこれ以上食べられないのでこの日は解散となった。
食の備忘録 番外編#44:大釜炊きご飯 米どころん銀座3丁目店「6月の新メニューを食す」
相変わらず米どころんに通っている。外食でバランスが良い(と思われる)食事が取れるのはやはり貴重である。5月の末にメニューが一新され結構入れ替わったので、そのあたりを重点に紹介する。
2017年6月上旬訪店
新メニュー1:わらじ豚タレカツ丼(950円)
出てきたときのインパクトはそこそこある。温玉はサービス券分である。大きなカツが2枚とボリューム感がある。これにさらに1枚追加してカツが3枚のメニューもあり大食らいな諸兄も満足するであろう。
丼ということで、そのままかぶりついたが1切りが大きすぎて食べづらい。せめて3分割くらいに予め切っておいてほしい。味は以前あったタレカツ丼と同じである。むしろあちらの方が食べやすかったので好きだった。このメニューと入れ替わりでなくなってしまったので残念。
新メニュー2:わらじ豚カツカツダブル定食(1070円)
新メニューは肉攻めである。またしてもトンカツ。こちらは丼ではなく定食で、トンカツも薄く大きくというよりは、肉厚のトンカツ志向というところか。専用のソースが付いて中々うまい。これも3枚になるメニューもある。おかずとしては十分すぎるのでご飯がいくらでも食べられる。しかし、これも切ってないので食べづらい。
新メニュー3:唐揚げ盛りだくさん定食(980円)
唐揚げをいろいろな味で味わえますという触れ込みの唐揚げ定食。レモン、マヨネーズ、ソースが付いてきた。
唐揚げは通常の定食の2倍の8個。なぜか平均よりも安い唐揚げ定食であるが、おかず2倍という豪勢な(?)メニュー。但し、同じものをたくさん食べることになるで味に飽きが来る。そこで味を変えるためのソースやマヨネーズということである。お腹一杯に食べたい人向けメニュー。
最近のメニューが肉・肉・肉と男性客志向まっしぐらでちょっと大丈夫かと心配になる。以前は割と健康志向メニューが並んでいたのでその路線でかんばってもらいたいものである。
食の備忘録 #147:IJ (ichi-jyoji)「裏路地のビストロで飲む」
2017年5月中旬訪店
分かりづらい場所にある店に行くからと連れて行かれた先はビルとビルの間にある古民家であった。路地は本当に狭く車はもちろん2輪車も入ってくるのは難しいような狭さである。その中に突如として現れるライトアップされた民家。
IJと店の名前なのか何かの記号なのかもよく分からないマークのみが見える。
店名がIJと非常に分かりづらい。店の入り口まで行くと古民家に似つかわしくない洋風の扉。
中に入ると、古民家を改築して作ったであろう店で、内装は古臭いがよく手入れはされているようで汚くない。狭い階段を上がり三階へ。こんな古民家で3階かといったところ。完全に屋根裏であった。
この日はコース料理と飲み放題であったが、飲み放題のドリンクは一部を除いて3階に設置された冷蔵庫から直接出して自分達で取るスタイルであった。オペレーションがきついということであろうか。ビールはさすがにないので下から持って着てくれるが、ワインや日本酒、ソフトドリンクは冷蔵庫から。
料理のほうは、カボチャの揚物。
カルパッチョ。
生ハム、加工肉の盛り合わせ、
とパン。
サラダ。
とここまでどうやら前菜の様子。
続いてアサリ料理。
ピンボケしてしまったアヒージョ。
パンはここまで温存しておけばよかった。
そしてメイン料理のカジキの料理、
と肉料理。
普段フレンチの店になぞ入らないのでこの構成がフレンチ特有のものなのか分からないが、メイン料理が出た後にもう一品メイン料理が出てきたという印象で驚いた。肉料理までにもうお腹が一杯と言う人もわりといた様子。料理の味はどれも美味しく量もコース料理としては多い方だったと思われる。
普段入らない系の店だったので、物珍しいかったが、料理自体はどこかで見たようなものが多かった。
食の備忘録 #146:セブンイレブン「パンダのミルク&チョコケーキ等を食す」
2017年5月上旬
ふらりと入ったコンビニで目に入ったのが運の尽きであった。
コンビニにパンダ(の形をしたケーキ)がいるとは。中々の作りこみである。コンビニでこういったレベルの造詣をしたケーキが売られていて驚いたのであった。しかもそのとなりには、
犬型のケーキ。1個ずつ並べてみたいとつい思ってしまう。しかも普段なら甘そうだからという理由でスルーするのだが、甘いものがほしい気分のときもある。デザートにしてもちょっと高かったので迷ったが結局お持ち帰りとなった。パンダが若干崩れているのは途中でひっくり返ってしまったからであった。
パッケージから出す。冷蔵品だったため若干汗をかいている。どちらから食べるかと悩んだが、
犬の方から食べることにした。正面から食べるのも忍びないので後ろからスプーンを入れる。
表面が固いチョコレートで中にムース状のものがありその中にクッキーが入っていた。
中々の手の込みようでよくコンビニでこれを売ろうと思ったものである。味はとにかく甘くお茶がほしくなる。パンダの方はというと、
表面を覆うチョコレートがなく、ずっとムース。2色ムースで柔らかくこちらも甘い。
さすがに甘く一人に2個は入らなかった。見た目を楽しむデザートか。
食の備忘録 番外編#43:富山ブラック 麺家いろは 秋葉原店 「富山ブラックネギ玉ラーメンを食す」
たまにいろはには入るが、レポートは2回目か。秋葉原のヨドバシカメラで手早く飯を食べるときに利用している。味は安定しているし、店もそれほど混んでいない。採算でいえばもう少し混んでこないと維持できなさそうであるが、普段訪れない時間に混んでいるのかもしれない。ヨドバシカメラのレストラン街においては安めだが、街にでればもう少し安い店はいくらでもあるので、そのあたりで調整されているかもしれない。
2017年5月上旬
この日も買い物ついでに立ち寄った形であった。レストランフロアはそこそこ混んでおり、いつも混んでいる店は相変わらずである。駄目な店はいつ見てもあまり入ってなさそうなので、そろそろまた店の入れ替えがあるかもしれない。
いろはも相変わらずで、席数にしたら2割程度の客であった。券売機で食券を買い席に着く。店員も相変わらずのアジア系。サービスレベルに問題はないので特に気にしない。
しばらく後、着丼。ブラックネギ玉(大盛り)。
相変わらずの真っ黒のスープで、飲んで大丈夫かと思わせるほどの黒さ。具は、チャーシュー、メンマ、海苔、刻みねぎ、千切りネギ、味玉。千切りネギと味玉がノーマルとの差か。
食べるとどんどん麺が進む。スープは見た目どおり濃いのだが、塩辛いということはなく、麺と一緒に飲める程度である。胡椒もよく効いている。浅草にもブラックラーメンがありあっちは相当辛かったが、それに比べればいろははマイルド。濃い中に旨み成分が十分に出ているのかまた食べたくなるそんな味である。
ちょっと高い目の値段設定であるのが玉に瑕であるが、次あたりは別のラーメンを攻めてみたいと思う。
前回のいろは
食の備忘録 番外編#42:ラーメン雷鳥「3号油そばを食す」
2017年4月下旬訪店
この頃はなぜか油そばが食べたい症候群にかかっており、そういえば雷鳥にも油そばがあるなと思い出し3回目の訪店となった。時間帯は夜。
それも割りと閉店が近いような時間となってしまったが、店内はそこそこの混み具合。いつきても割りと混んでいる印象である。食券を買ってカウンターへ座る。店内は仕事上がりのサラリーマンが多かったのは前回と変わらず。
さて、油そばである。
具が若干今まで食べてきた油そばと違うかな。韮ではなくほうれん草。肉もそぼろだけではなく、タケノコ(立ったと思う)が混ざっている。さておき、とにかく混ぜる。混ぜたら食べる。混ぜた後の写真をとり忘れたが、余りきれいな絵にならないので問題なかろう。
味は悪くない。いやうまいのだが、ほしかった油そばはこれではなかった感。それでもあっと言う間に完食し、追い飯とスープをオーダー。
飯を残った具に混ぜると
これはこれで旨い。スープは濃厚な鳥スープで1号や2号はこれを使っているんだなと思わせる味。
ラーメン第三勢力である油そばであるが、やはりラーメンはスープがほしいのだろうか。つけ麺も油そばもちょっと物足りないと感じてしまう。中々難しいところである。
過去のラーメン雷鳥