食の備忘録 #151:東京メロンパン浅草橋店「メロンパンを食す」
2017年6月下旬訪店
浅草橋は通過するだけで普段はあまり降りないがたまにぶらりと駅前を歩いてみると店が変わっていたりして新しい発見があったりするものであろう。特に特売日みたいなセールにたまたまぶち当たってしまうと縁があったと思うのは人情か。
メロンパンといえば高カロリー菓子パンの代表格なため滅多に手にすることはないのだが、特売日の看板に目を引かれ一度立ち止まってしまうとそのまま立ち去るのは困難であった。クロワッサン100円の看板に、メロンパンも100円の札。東京メロンパン、とメロンパンを冠する店とくれば、本命はメロンパンであろう。
周りを見渡すと、店の向かいの街路にオレンジの袋に入ったパンをかじる学生グループが屯している。客も付いており中々良さそうであるがおやつにしては少々高カロリーか。一度はそのまま立ち去ろうとしたがやはり後ろ髪を引かれるような気がしたので、メロンパンを買うことにする。
店頭に行くと思いのほかいろいろな種類のパンがあり、つい他のパンにも手が伸びそうになるがここは手を制止しメロンパンを1個のみとする。普段は180円するメロンパンが100円とかなりのお買い得。
支払いをし、受け取るとまだ温かいメロンパンであった。少し店から離れて袋を開けると
パンのいい匂いが広がる。とても旨そうである。食べてみると外はカリっとしているが中はふわっとしていた。まだ温かいので焼き立て感もあり大変おいしい。これが1個100円なら随分とお買い得であった。他のパンも試してみたい気になったがさすがに今日というわけにはいくまい。次また浅草橋に立ち寄った時にでも試してみたいものである。
食の備忘録 #150:燻製カレー くんかれ 日本橋人形町店「燻製カレーを食す」
2017年6月下旬訪店
「ルーを燻製したカレー」という看板が目に付いたのはいつのことか。いったいどんな味がするカレーなのか、とずっと気になっていたが中々店に入る機会がなかったがついにタイミングが合った。
時刻は正午とちょうど店に人が入る時間であったが、ついている日というのは、すっと入れるものである。店の前には人影はなく外から様子見をする余裕さえあった。
一応店の窓に大きく張り出されたポスターでメニューを確認する。
基本のカレーに具が変わるだけのようである。店に入ると5割程度の客入り。思いのほか狭い店で割と窮屈な作り。カウンターに座りメニューを再度確認し、どうせならと全部のせカレーとサラダをオーダー。カレールーもラーメンのように細かいオーダーが出せるようだったが、初見ということもあり普通とした。
店の入り口に近い席から埋めるようで、店に入ったときは混んでると思ったが奥にまだ席があり、まだまだ入りそうであった。
待つことしばらく、まずは小鉢サイズのサラダが出る。
サラダがちょい足しで追加できるカレー屋は好きである。卵がくん玉でちょっと得した気分であった。続いて全部乗せカレー(大盛り)が出る。
卵、ベーコン、チキン、チーズの燻製が盛られている。
カレーのルーはしょぴしょぴ系でふんわり燻製の香りがする。どこを食べても燻製の味わいがするカレーであった。テーブルには福神漬け。
カレーに外れなし。あっという間に完食となる。
おいしかったがカレーとしては変化球か。単純に好みの問題であろうが燻製カレーはあまり合わなかったようである。
食の備忘録 番外編#47:ラララ食堂 (東日本橋)「タイ式チャーハンを食す」
2017年6月下旬訪店
ラララ食堂に来るのも久しぶりである。雨が降りそうな天候の中店に着くと階段に人影があり、まさか行列ができるほどか?と思ったが、お弁当待ちの人で一安心。されど、ちょうどランチタイムの良い時間のため店内はほぼ満席。客層は相変わらずの9割女性客というタイ料理屋シフトであった。
大好きなカオマンガイでも食べようかなと思っての訪店であったが、メニューを見てチャーハンに変更。タイ料理のチャーハンは食べたことがなかったので一度食べてみることにした。この日もランチメニューに付いて来るのサラダとデザートが先に出た。
続いてセットにしたミニトムヤンクンラーメン。
そして、メイン料理のチャーハンが登場。
ようやく全品揃ったので、ボリューム感の確認の一枚。
サラダとトムヤンクンラーメンは小鉢程度のミニサイズ。
食べてみると、サラダはいつも通り特筆することはない。トムヤンクンラーメンは、米麺で味は本格的なトムヤンクンの味がする。慣れてくるとこの甘い、辛い、酸っぱいと3味するこの刺激が心地よくなる。チャーハンはちょっとぱさっとしている感じがするがまぁまぁ旨い。野菜がシャキシャキで歯ごたえがありいいアクセントになっている。豚肉が一片が大きくもう少し小さいほうが食べやすいだろう。
チャーハンをあえて次も頼むことはないだろうが、またカオマンガイを食べに期待と思う。
過去のラララ食堂
食の備忘録 番外編#46:大釜炊きご飯 米どころん銀座3丁目店「イチボステーキなどを食す」
2017年6月中旬から下旬にかけて訪店
サバ味噌定食
どこで食べても安定の美味しさのサバ味噌定食。ここでもやはり旨い。コロッケはサービス券。オレンジジュースはプリペイドカード特典。このプリペイドカード特典は店員によって聞かれたり聞かれなかったりするのが謎。小鉢はほうれん草のお浸しで固定になっている気がする。
煮込みハンバーグ定食
納豆はサービス券。ここまで注文してなかったのが不思議なくらいだが、まだ食べたことがなかったようである。定番のハンバーグはやはり王道か。
付け合せがブロッコリーとソーセージ、温玉とちょっと豪華な印象。味は至って普通で可もなく不可もなく。ハンバーグと言えばこの近所のぐーばーぐがなくなって以来ハンバーグを食べていっていないかもしれない。
イチボのステーキ(150g)
6月新メニューのステーキ。1270円と米どころんの価格帯から少々お高い。そもそもステーキを食べるならいきなりステーキに行くと言う選択子もある。
付け合せはブロッコリーともやし。火は通してあるようである。ステーキソースとわさびで食べる。わさびは擦りたてなのか辛くない。
焼き加減はミディアムレア。中心がほんのりピンクくらいの焼き加減が好きなので丁度良い加減である。柔らかさもナイフですっと切れるレベルだが、箸ではきついかもしれない。少し噛み応えがあるがこれくらいの方が肉を食べている気になれる。油っぽさはなくご飯のおかずには余り向かない印象。肉だけ食べていたい。
悪くないというかむしろ美味しい。定食屋でこのレベルのステーキが出てくるのかと思うが如何せん高いのが気になる。希少部位らしいのでそもそも肉の値段が高いのかもしれない。
食の備忘録 番外編#45: 銀座元楽「元ラーメンwithネギトッピングを食す」
2017年6月中旬訪店
醤油ラーメンが食べたくなると、あるいは油っぽいラーメンが食べたくなると行きたくなるのが元楽である。ちょくちょく元楽には行くが注文するものがいつも同じなのでもはや記事することがないのだが、たまにはトッピングでもするかと思い、今回はそれだけが焦点である。
ふらりと入った元楽は8割程度席が埋まっており十分に混んでいた。満席で行列ができない程度に混んでいる店は非常によい状態であろう。いつもどおり券売機で元ラーメンとネギのトッピング券を買う。
出てきたラーメンがこちら。
いつも通り白い水面が本来のスープの色を隠す元楽の元ラーメンの中心には山盛りのネギが鎮座するネギ元ラーメンとでも呼ぶべきか。
ネギのシャキシャキ感がよいアクセントになっていると思う。ただし、元ラーメンっぽさが若干ぼやけるので好みか。ネギよりももやしトッピングの方が合いそうだと思うが元ラーメンはすでに完成系にも思えるので蛇足かもしれない。
食の備忘録 #149:博多天ぷら たかお ジョイナス横浜店「大穴子定食を食す」
2017年6月上旬訪店
横浜はインターコンチネンタルホテルの壁面を使用したプロジェクションマッピングを観賞したあと、お腹も空いたのでご飯を食べることにしたのだが同じことを考える人が多数おり最寄り駅の飯屋はどこもいっぱいで行列となれば河岸を返るしかないということで横浜駅まで戻ってきたのだ。
さしもの横浜駅は、レストラン街がまだまだ開いているので選択肢も多数、どこもすぐに座れそうであった。ぐるりと一周するもここだっと思える店はなかったので連れの意見で天ぷら屋に入ることにした。
店の名はたかお。博多の方の系列店なんだろうか。店構えはそこそこ。
ポップはまぁまぁうまそうであった。とはいえ以前入った天ぷら屋の印象が良くなかったので中々入る気にはならなかったのだが。
いざ入ってみると、人気店なのか8割方席が埋まっている。すぐに空いているカウンター席に通される。寄寓にもオーダーは連れと一緒になった。外のショーケースで一番目を引いた大穴子が付いた定食。しかし天ぷら屋に来て海老天を食べずに帰れないので、単品で海老天も1本追加して豪勢な夕食になった。
目の前とまではいかず少し奥で揚げいる様子を見ながら待つ。まず来たのがご飯と味噌汁と天つゆ。
に続き大穴子。
ショーケースのサイズの見た目に劣らず大サイズでとっても食べ応えがありそうに見える。やはり見た目は大事である。実際食べると衣は薄く身はふっくらとして厚みがある。通常食べる穴子は割りと身が薄いのでこんなに身が厚い穴子は初めてかもしれない。皮がちょっと硬いのか箸で切るには若干力がいった。天つゆをつけて食べるととても旨い。天ぷらは天つゆ派。ごはんのおかずにちょうど良い味であった。
と、穴子を味わっていると次の天ぷら群が到着。ごぼう天、かぼちゃ天、海老天。
どれも衣が薄く軽く揚がっていてうまい。素材の味が活かされている、そんな印象の天ぷら。油が軽く感じるのは天ぷら油が良いのだと思われる。
最後に、かしわ天、ナス天。
揚げたてが順番に運ばれて出てくるとは何だが高級店のように感じるが、駅のテナントである。どれもこれもいちいち旨い。店が流行るのも分かる。
食べ終わった後にしばらく談笑していたが、特にプレッシャーが掛けられることもなくゆっくりできたので中々よい店であった。
横浜駅は滅多に降りないので次回があるか微妙なところであるが、他の場所で見つけたらまた入ろうと思う。
食の備忘録 #148:聚福楼 1号店「兎に羊を鱈腹を食す」
2017年5月下旬訪店
前々からチャンスを窺っていた聚福楼に突撃する日がついに来た。以前から羊の肉塊をバラして食べるらしいということを小耳に挟んでおり、行ってみたいと思っていたのだが中々訪店することができなかったのだ。ようやく面々の調整が出来たので腹を空かせた狼になったつもりで店に赴くのだ。
お店は池袋の雑居ビルに入っていた。エレベータで上がり出るともう店の中であった。店の名前からしてそうだが、スタッフも中国系の人みたいだが日本語は通じた(当たり前か)。夕食には少々早い時間帯に行ったが席は半分ほど埋まっており人気が窺える。
中ほどの席に通される。隣の席が空いていたので雰囲気を伝えるため撮った。
席の真ん中に炭火を置くスペースがあり、焼き肉屋みたいである。ドリンクのオーダーもそこそこにお通しが出る。
赤い粉は肉に付ける調味料である。味については後ほど言及する。料理のオーダーを控えめに行い、兎などをオーダーした。兎はない日もあるようなので予約時にオーダーすると良いかもしれない。
炭火が席にセットされいよいよ始まるか、といった雰囲気になる。
そして運ばれてくる兎。
串が打たれ火があればそのまま丸焼きにもなりそうだ。1頭丸まるが串に刺さって出てくる様は他の店ではお目にかかれないだろう。そもそも兎肉がメニューない。
しかし残念ながらこれは写真を撮るためのサービスであった。さすがに下の炭火では焼けない。一旦下げられ厨房の方で焼きやすいサイズにした後また出してくれる。
と、その間はサイドメニューを食べる。干し豆腐の細切りの和え。
細い麺みたいなものが豆腐であり、歯ごたえがある。知らずに食べると豆腐だとは思わないであろう。味は中華系のサラダ。箸休めによいという印象であった。
続いて空心菜の炒め
少々炒め油が多いと思ったが味は濃い目で酒の摘みにはよい。
そしてばらばらになり大皿に山盛りになった兎が返ってきたので早速焼く。
ぶつ切りなので大きさはばらばらでどこの部分なのかも良く分からない。見た目は鶏肉に近いということで見解の一致が出た。大きさがばらばらなので中々焼き上がりを見極めるのが難しい。
焼けたであろうところから食べると、やはり味は鶏肉に近い。弾力が多少強いか。細かい骨があり食べづらい。そこは1頭丸まるということでしょうがないかな。兎肉は下ごしらえがちゃんとしてあり臭みはない。謎の赤い粉もつけるつけないは好みだった。
焼けるのに時間がかかるがあまりお腹にたまらず、さすがに兎だけじゃ足りないと言うことで羊を追加。
後ろ足の方にした。
どこが足なんだと言わんばかりの塊。塊で見ると圧倒的物量である。これも一旦下げられ厨房でばらされて戻ってくる。1皿目。
と、2皿目。
さすがに1皿に盛れないのか2皿に分かれて登場。さすがにばらしたばかりということで肉の色も鮮やか。実に旨そうである。ちなみに奥に見切れているのが兎肉である。兎が終わると次に羊も焼き始める。
右側の焼けているのが兎。左のまだ生肉が羊。
そしていつの間にかオーダーされていた追加料理が到着し始める。牛肉料理(料理名がちょっと思い出せない)。
軽く揚げて味付けをしたような料理で、餡かけになっていない酢豚のようなイメージ。ここまできて特に頼む必要はない。
漬け白菜とスペアリブの煮込み?。
これは中々美味しかった。ただ炭火が前にあるから熱いので熱いスープは中々進まない。
カイコの四川風炒め。
ゲテモノ好きがオーダー。黒い小さいナスみたいながカイコ。美味しくない。頼んだ本人も美味しくないと残していた。
そうこうする内に2名が羊が始まって早々にもう食えそうにない宣言。早すぎない?と思ったがもはやどうにもならず。羊はまだまだたくさんあるのだが。
どんどん焼く羊肉。
ここの羊肉は臭みがあまりなく食べやすかった。また、あの赤い粉を付けると何がどうかわるか説明できないが、旨さがましどんどん食べられる。羊肉は赤い粉を付けたほうが断然美味しい。また兎に比べて焼けるスピードも速い気がした。
だいぶ食べたがまだまだある羊肉。
黙々と食べる。まさに羊肉の食べ放題状態。
最後には足の骨だが残った。
最後の肉まで美味しく頂きなんとかフィニッシュ。
さすがに骨は食べられない。
さすがに食べ過ぎて胃が苦しいかったが、店も込んできたので退店。赤い粉をいたく気に入った一人が店の人に、テーブルに残った粉持って帰ってもいいか聞くとなんとテーブルの物に足して新しい裏から持ってきてくれた。
1年分の羊と1生分の兎を食べたが一人6千円くらいとコスパはまぁまぁ。紹興酒のボルトが2本あったので上ぶれしていると思われる。ジンギスカンじゃない羊の焼き肉という意味では珍しく、あの粉につけて食べるのは他ではないだろう。また着てもいいかなと思える店であった。
店を出るともう夜の帳も落ちたころであった。
さすがにこれ以上食べられないのでこの日は解散となった。