食の備忘録 #03: ヒーローズ秋葉原店「1ポンドステーキを食す」
食の備忘録第三回目はヒーローズ秋葉原店。大きいステーキが食べられるお店として知られているお店で、値段はそんなに安くないですがいつも行列ができる人気店です。ピークタイムを外していくとすっと入れることもあるので狙っていくと良いでしょう。今回はだいぶ古い記憶から引っ張り出すので、現在と変わっていることがあるかもしれませんが、ご了承ください。
2014年12月中旬訪店
肉が食べたい、時々そんな衝動に駆られることがある。普段なら焼肉かといったところだが、たまたま秋葉原にいるということもあり噂に聞いていたヒーローズに行ってみることにした。今でこそいきなりステーキのグラム売りが浸透して大きいサイズのステーキを食べるという行為も市民権を得てきたように思うが、1ポンド(約450g)のステーキがメインメニューとして君臨しているお店は、そうそう無いように思う。他店が100g単位で増えるのに対してヒーローズは1ポンド単位である。実に気持ちがいい割り切りである。それが日本人の胃袋とあっているのかどうかは別の問題である。
時刻は夕方ということもあり行列は特に無くすっと入店に成功。メニューを見るとチャックステーキ、サイコロステーキ、リブロースステーキ、ハンバーグステーキがレギュラーで期間限定でTボーンステーキがあるといった様子。チャックステーキとリブロースステーキで悩んだが、リブロースが1000円近く高いこともあり、まずはチャックステーキにする。店員に違いを聞いたところではチャックステーキが赤身で油少な目、リブロースが油っぽいとのこと。焼肉で例えればロースとカルビか。
店内を見渡すと男性客が多いようである。肉を食べることが主体とあれば当然である。店内は小さめでテーブルも小さめで少し窮屈である。都内の店舗ということであれば珍しくも無い光景であるが、ゆったりとステーキを食べるという雰囲気ではない。
待つことしばらく、いよいよチャックステーキとご対面である。
さすがに感嘆が漏れる大きさであった。鉄板一杯にステーキである。厚さはないが縦横に広い。肉は焼くと縮むのだが、焼いてなおこのサイズというと焼く前はどれほどの大きさだった想像できない。焼き加減はお奨めのミディアムレアだったように思う。ソースはにんにく醤油をセレクト。ナイフとフォークと一口分ずつ切り取りながら頬張る。うむ、美味しい。聞いていたとおり油っぽさは無く赤みのステーキであった。肉の硬さは柔らかすぎず硬すぎずといったところか。
ぺろっと平らげ完食。油少な目の肉だったせいかもう少し食べたいかなといったところ。再訪を誓い退店。
2014年12月下旬訪店
同じ月にまた来ることになるとは思いしなかったが、前回好印象だったため、さらにはリブロースステーキを食べるために再訪。今回は前回よりも少し遅い時間だったためか数人待ち客がいた。回転が悪い店でもないのでそれほど待つことも無く着席。
注文は決まっていたので早々に注文、リブロースステーキ、ミディアムレア、にんにく醤油である。待つことしばらく、ステーキとご対面。
今回は別の意味で驚かされる。ぶ、分厚い!前回のチャックステーキは鉄板が見えなくなるほど面積が大きかったが、今回面積で言えばそれ程でもない。しかし分厚さで言えば2倍近いであろう。目玉焼きは前回貰ったクーポンを使っての追加である。
しかし、この分厚さで火はちゃんと通っているか心配になる。とりあえず左端を切ってみる。
断面を見ると分かるように、焼き色が付いているのは表面だけのようである。しかし中に火が通ってないかというとそうでもなくきれいなピンク色である。さすがにステーキ専門店、良い焼き加減である。頬張ってみる。うむ、うまい。前回より肉は柔らかくジューシーである。
真ん中辺りでもう一枚、撮っておく。一番太いと思われる部、一部赤いところがあるがあるがこの大きさなら仕方がないところか。
このリブロースは値段も安くはないが値段に見合うだけの価値があると思う。日本人の好みで言えば恐らくこちらの方が好きな人のほうが多いのではないだろうか。チャックステーキはちょっと物足りないところがあったが、このリブロースはまさにうまい肉を食べているという感じである。
リブロースもペロッと完食。胃にはまだ余裕があるがリブロースの油に酔いながら退店。またこのリブロースを食べに来たいと思う。
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