ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録#16:神田きくかわ神田店「神田でうな重を食す」

丁度一年前くらいのことになろうか、お盆休みで旧友とご飯を食べに行くことになったので、前から食べたいといっていた鰻を食べに行くことにする。どこかいい店はないものかと探すと神田に老舗の鰻屋を発見したのでそこにする。お値段が少々高めだったかが物は試しである。

2015年8月中旬訪店

非常に暑い夏であった。昼前に集合して鰻屋の開店とともに突撃する予定であったが、集まりが悪く少し出遅れる。お店に着くと2階の座敷へと通される。さすがにまだ客の入りはないかと思っていたが、そこは老舗の有名店か。自分たちが席に着くと座敷は埋まってしまった。待たずに席に着け一安心である。

鰻屋といえば小一時間かかる店もあるほど注文してからの待ち時間が長いもの。そこにさらに席が空くのを待つとなれば2時間コースか。さすがにそれを待つ気にはならない。早く店入りして正解であった。

さてメニューを見るとやはり高い、という感想。うな重(イ)3400円、(ロ)4600円、(ハ)5800円。高いのは覚悟の上だったので、全員がうな重(ハ)を注文。この値段ということで、う巻きなどの追加も自重。談笑しならが待つこと思いのほか早くうな重が登場。いや早すぎるという印象だった。本当に今焼いたのか疑問になるレベル。

食べれば分かること、ふたを開ける。

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鰻が2尾重箱の中に鎮座していた。ちょっと色が薄いような印象。一口食べてみると、そこはやはり鰻、旨い。もくもくと食べる。半分を過ぎても油っぽいという感じもなく食べ進められる。うまいものを食べている瞬間は静かになるもの。静寂の一瞬であった。完食する。

連れの感想は軒並みうまかったの一言だったので、単に自分の好みに合わなかったのかなと思う。ちょっと物足りない鰻であった。気の抜けたとでも言おうか、はやり油ののりが今一でたれも少し薄い。皮の焼きが全然足りず微妙。これで(イ)3000円オーバー高く、コスパが悪い印象。

ちょっと物足りなさを残しての退店。店を出るときには、かなりの行列ができており階段の下まで行列ができていた。この値段でもこの行列は本物という証か。やはり相性が良くなかったということなのだろう。

お店の場所はこちら:Google マップ

追記

後ほど調べて分かったのだが、関西風と関東風で鰻の焼き方が違うようだ。関東では蒸し焼きにして出すようで、まさにこのきくかわの鰻のようになろう。関東の鰻とは相性が悪いようである。