食の備忘録 #41:中華そば つし馬「青森煮干中華そばに出会う」
2016年5月上旬
時は前回天丼を食べた日と同日である。奮発して天丼を食べたが思いのかお腹に響かなかったので、何かデザート的なものはないかなと仲見世を散策していた。しかし時刻が19時を過ぎた頃で、この辺りのお店は大体もう閉まっている時間である。開いているのは飲食店くらいであったがそれでも何か興味を引くものがあればと歩く。
そして目に留まったのが、ラーメン屋。
煮干中華そばとあり、つしまの看板が年季を感じさせる。立て看板を見ると青森煮干し中華そばとある。寡聞にも聞いたことがないし、地方名が入っているラーメンに旨い物なし、と思っているので最初はスルーしようかと思った。しかし、店内は結構な混み具合のようである。もしかして美味しいのではと気になったが最後、入ることにした。
食券機でラーメンの札を買い、着席。カウンターに座る。店内は7割程度の入り。地元民の方々だろうか。そんなに待たずにラーメンが到着。
見た目は何ともレトロな感じである。昔ながらのラーメン丼と思わせる絵が描かれた丼。醤油ベースのスープに麺、チャーシューとその他の具。しかし、店の雰囲気とぴったりであった。
スープからいただく。まさしく煮干であったが、古臭いという味ではなく十分に戦える味である。一言でいえば、うまい。煮干でもここまで旨いと思わせる味が作れるんだなと関心した。麺はいたって普通のストレート麺。2軒目ということで並盛りだったが、1軒目がここだと足りないので大盛りかな。
スープを飲み干す勢いで飲んだのは久しぶりであった。ぜひとも再訪したいラーメン屋であった。外れ店の次に当たり店とプラスマイナスゼロの日であった。
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