食の備忘録 #54: タイ王国食堂ソイナナ「銀座に在りながらタイを感じる」
今回紹介するのはタイ王国食堂ソイナナである。銀座界隈にありながらランチが680円と大変コスパが良い店である。日本人向けに調整しているので辛さは控えめながらタイ料理が味わえるお店で、ランチタイムはいつ行っても人で溢れている人気店である。エスニックな料理ということでか男性客よりも女性客が圧倒的に多い店でもある。
2016年8月上旬訪店
この日はふらりとソイナナへ向かった。店の目印はこの路上に置かれた看板である。
この看板店名が入ってないのだが、タイ料理と分かれば純分なのだろう。アロイはタイ語でおいしいという意味なので、タイ料理はおいしいよ、といったニュアンスなんだろうか?
店は2階なので階段を上がる。
ソイナナは大体席が埋まっており、混んでいるときは階段に行列ができるがこの日は珍しく待ち時間なしで入れた。ラッキーである。
他の店ならメニューを見るところだが、この店のメニューは把握しているので特に見ずパッタイを頼もうかと思いふと顔を上げると、本日のスペシャルが入る。ガッパオ+パッタイ+副菜とあり、パッタイを注文しようと思っていたので丁度いいかと思いスペシャルを注文した。
お茶を飲みながら待つ。ここのお茶はちょっと変わった味のお茶で何茶なんだろうか、などと考えていると料理の方が運ばれてくる。
左下からミニガパオ、ミニパッタイ、左上から生春巻き、タピオカのデザート、スープである。
パッタイはタイ風の焼きそばのことであるが、まったく辛さがなく初めてのタイ料理としてもおすすめである。個人的にはこの店でパッタイが一番美味しいと思っている。
ガパオはスパイシーなひき肉の炒め物がご飯の上にのかったものである。写真はミニガパオなので目玉焼きで大部分が隠れてしまっているが下にひき肉が隠れている。これもまた美味である。
生春巻き。通常のランチでも100円で追加することができる。もう一品足したいときに便利である。
タピオカのデザート。甘めの牛乳にタピオカが浸されていた。日本で食べるタピオカはなぜ小さく、弾力がないのか?海外で食べるものと全然違うので改善していただきたい。
スペシャルはこの店で一番単価が高かったのが、それに見合うだけのボリューム感があり、いろいろな料理を同時味わえるのでコスパは良いと思う。単価が高いといっても980円と千円おつりが来るので、周りの店を思えば全然安い。
トムヤンクンラーメンやカオマンガイ、グリーンカレーとタイ料理と言われて思いつくメニューがいくつもおいてあり次は別の料理を、と思わせるだけのものがある。ぜひ一度足を運んでいただきたい。
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