ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #99: 佳鼎 火鍋屋「火鍋を食す」

よし火鍋を食べてよう、と思い立ち店を探すのだが中々良さそうなところが見つからず中々いけなかったのだが、ようやく好みにマッチした火鍋を発見したのでレポートしておきたい。

2016年11月中旬訪店

火鍋とは太極図のような鍋のことである。日本には鍋の食べ方がたくさんあるのであえて火鍋を選択することも少ないのかもしれない。一度くらいは好奇心で食べてみようかなと思うのが関の山だろうか。今回もそれに近しい物はある。

ネットで探すと方々ヒットするが中々これはというお店は少ない。高級志向で薬膳よりだったり、コースで内容が固定されていたりと使い勝手が悪い。端的にいうと火鍋でお腹が一杯になりそうにない。今回の趣旨と会わないのでそういったお店には行く意味がない。などと探していくと浅草に一件の火鍋屋を発見。普通に中華料理もあり火鍋もありと使い勝手が良さそうである。

予約の電話をすると、外国人訛りで応対があった。中国の方だろうか?さらりと予約もとれ、応対のレベル的にあまり予約が入らない店の雰囲気であった。

さて実際に店を訪れてみると、夜の19時ということでさすがにお店には客が入っていた。思ったよりも狭い店で待ち客もいるほどであった。予約があったので奥のテーブルへ通される。

火鍋と中華料理、ドリンクを注文する。火鍋は具も自分でオーダーする形式である。とりあえず肉の盛り合わせと野菜の盛り合わせを注文した。程なくドリンクが到着したので乾杯する。そしてでかでかとした鍋が出てくる。

上部の白い方が白湯といい辛くないもので、下が並の辛さのもの。色は真っ赤でとても辛そうに見える。実際それだけをなめるとかなり辛い。そうこうする内にバンバンジーが到着。

鳥の1切れ1切れが大きい。味はゴマダレがクリーミーで旨い。今思うと、火鍋の口直しに丁度良い味であったように思う。具材も出てきたのでどんどんと鍋の中へ入れる。

若干湯気で曇っているが、左側に写っているのが肉の盛り合わせ。牛、豚、ラムで1皿での量はそれほどない。

しゃぶしゃぶ感覚というよりも、鍋のようにしっかりと火を通したほうがよいということだったので、先にある程度入れるようにした。

さて、食べてみるとやはりしゃぶしゃぶに近いものであった。辛いほうは食べると見た目ほどは辛くなく、慣れると旨みも感じられる程度である。辛い物が得意な人ならもっと辛くても食べられるのだろう。並みの感覚という自覚がある人たちは、並の辛さで十分だと思われる。

火鍋も食べながら、通常の中華料理もつつく。ホイコーロー。

こういうものを食べるとやはりご飯がほしくなる。

奥の唐辛子の山の皿が豚肉の唐辛子炒め、下のが白いのが火鍋の具の内臓系のもの。

豚肉の炒め物、普通に美味しいかった。あんまり辛くなかったと感じたが、火鍋で感覚が麻痺している可能性も否定できない。

エビマヨ。

見た目どおりの味がしたエビマヨ。

その他にも八宝菜など中華料理と、鍋も肉系を中心に何回か注文した。一人5000円くらいだったと思うのでコスパは並。火鍋食べ放題もあるみたいなので、火鍋だけずっと食べるならそちらの方がよいのかもしれない。たれが独特と中国式しゃぶしゃぶを食べたという感覚であった。日本のしゃぶしゃぶ屋でも、半々で2種類出汁が選べる店が、火鍋の特徴はラム肉であろうか。日本のしゃぶしゃぶでラム肉が出てくるところは知らない。

火鍋に2回目があるが微妙である。やはり鍋料理といえばたくさんあるので中々火鍋にフォーカスが当たることがなさそうである。