ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #108:ナイルレストラン「ムルギーランチを食す」

ナイルレストランと言えば、銀座に古くからあるインドカレー屋として有名である。店舗の両脇が背の高いビルで挟まれている様子は時代を感じさせる。時間によっては店の前に行列ができるほどの人気なので、ピークタイムを外していくほうが良いだろう。

2016年12月中旬訪店

ナイルレストランの存在は知っていたが、ムルギーランチが1500円と銀座ランチとしても高いので避けてきたのだが、一度くらいは行ってみないと評価できないので行ってみることにした。古くから銀座にある老舗の店は、三原や萬福があるが、あれらの店はただ古くからあるというだけのつまらない店であったが、ナイルレストランは果たして。

店に着くと行列はない。時間は13時すぎということで客足は落ち着いたところなのだろうか。扉を開けて中へ入ると、一階は満席のようで2階へ行くように言われる。脇の階段を登って、2階へ移動する。2階もそこそこ埋まっていたが、空いているテーブルへ座る。すかさず、水とメニューが出てくる。メニューを見たが、ピンと来るものも見当たらなかったので、名物のムルギーランチをオーダー。

オーダーする頃には2階も席が埋まったようであった。他の客は手馴れたもので席に着くとすぐにオーダーするような人ばかりであったように思う。常連客が多いようである。そんな感じに観察しているとムルギーランチが運ばれてきた。

骨付きのチキンであったが、チキンの骨は店員が料理を運んできたときに取ってくれるようである。手前から鶏肉、マッシュポテト、野菜、ご飯とカレーである。混ぜて食べるのが、このムルギーランチの食べ方のようであるので、適度に混ぜながら食べる。中々美味であった。

カレーはスパイシーだが辛すぎるということもなく、チキンは柔らかい。マッシュポテトが口直しに丁度良い。野菜はしゃきしゃきとした食管がアクセントになる。今の時代にあっても少しも古臭さを感じさせないカレーはさすがである。1500円のランチに客が絶えないわけである。

食べ終わると店員に伝票を貰い、1階で会計して店を後にする。店を出ると数人客が列を成して待っていた。結構な人気っぷりである。

さて、総評であるが、カレー屋としては、コスパは悪いとしか言えない。インドカレー屋もこの界隈にたくさんありもっと安価に食べられる。カレーなのにこの値段なのかという印象。鶏肉が骨付きのもも肉であったことを鑑みてもまだ高い。歴史ある銀座の店で食べるという体験をするというところまで込みでようやくといったところ。再訪はなさそうである。