ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #120: 焼肉 太昌園上野駅前店「上質な焼肉を堪能」

上野はリーズナブルな焼く肉屋からお高い焼肉屋まで軒を連ねる焼肉の激戦区といっても過言ではないように思う。結構な数の焼肉屋が食べ放題を行っているがその頂点に君臨する(と個人的に思っている)のは太昌園である。

太昌園といえば、最高級店まで行かないまでもそこそこお高い肉が出てくるお店である。分かりやすい言えば、1皿1000円(税別)が最低ラインのお店である。日曜日やにくの日に行くと通常よりも値引きされて肉が食べられるのでそういった使い方される方も多いようである。太昌園のような割といい肉が出てくる店で食べ放題自体あまりやることはないように思う。あったとしても食べ放題専門でやるスタイルであろう。太昌園は食べ放題コースもあるが通常のオーダー式もやってるのである。

通常焼肉の食べ放題というと、かなり質が良くない肉が出てきて辟易とするという御仁もいるかもしれない。実際上野の焼肉食べ放題で安目のところ行こうものなら間違いなく筋張った肉が出るか、冷凍でがちごち、牛肉のメニューなしみたいなことになる。安かろう悪かろうということである。

太昌園の食べ方放題は4200円と少々高いが、肉質は基本的には店で注文する肉と同じものが出ると思ってよい。つまり一皿1000円の肉が食べ放題ということになる。5皿分食べれば元が取れる計算となる。実際には最初に出る肉皿で終わりという人もいるかもしれないが食べられる人で集まればかなりのコスパとなるであろう。

肉質はバラツキがある。最初と最後で本当に同じ肉なのかと問いたくなるような肉も出てきたことがあった。また本店と上野駅前店ではまったく違う肉質であったこともあった。このあたりは運としか言いようがない。

と前置きが長くなったが本編に入りたいと思う。

2016年12月下旬訪店

2016年の肉の食べ収めということで年の瀬の太昌園訪店である。夕方の訪店となったが昼から営業しているお店なので、予約なしでの訪店であった。丁度入れ替えの時間と重なったのか少し行列があったが、ほぼ待ち時間なしで入店できて一安心である。早めの時間なら予約なしでも入れるが、いい時間に入るなら予約したほうが良いだろう。

カップル席のような二人席に通される。周りを見ると実際カップルで来ている客よりも同性で来ているほうが多いように見えた。オーダーは焼肉食べ放題である。この店の焼肉食べ方は、予め決まった内容の料理が出た後に追加は自由オーダーという方式である。

前菜のサラダ(一人前)。

これが一人1個。

そして、キムチの盛り合わせ(二人前)。

最後に肉の盛り合わせ(二人前)。

カルビ、ロース、ハラミ、骨付き豚カルビ、トリ肉、ホタテ、レバー、コプチャン、ハチノスである。ホルモン系を後に先にカルビなどから焼く。まずまずの旨さ。難なく最初の皿を制圧していく。

太昌園はガスで焼く。これはこれで火が安定してよい。炭は炭で好きだがガスの方が扱いやすいかな。鉄板の大きさは4人席でもこの大きさであったように思う。大人数であれば敷き詰めるように焼くのだろうが、さすがに二人では都度焼くに限る。肉が丁度焼けたというタイミングは思いのほか短いのだ。

久しぶりの太昌園だったが、最近は他の焼肉屋で舌を鍛えたためか以前ほど美味しくないという感想で一致した。とはいえば、まだまだ2016年は締められないので肉を追加オーダー。カルビ、ロース、ハラミを2人前ずつ。

この追加オーダーから肉質が変わったのか、肉の焼きに慣れてきたのかだんだん肉の旨さが上がっていった。結局このセットを3回頼んだところでタイムアップとなった。本当に旨い物はお腹が一杯になってもたべられるもの。久しぶりの焼肉を堪能した。

食べ放題の良いところは、値段を気にせず食べられるところ。どれだけ肉を食べても5000円でお釣りが来るというのは良い。高い店は旨いが財布の限界が先に来て辛いだけである。