ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #141: 千疋屋総本店 タカシマヤフードメゾン新横浜店「宮崎産完熟マンゴーパフェを食す」

待ちに待ったマンゴーの季節到来である。いったい何事かと思われるかもしれないが、ようやく今年の千疋屋詣でが始まる。6月の季節のパフェがマンゴーパフェであることをたまたま見たので、これは行かないと、と思った次第であった。

冬のいちご縛りもようやく終わった5月であったがトロピカルパフェといまいち盛り上がらない季節のパフェだったため結局行くこともなく、5月は終わった。そんな中例年よりも早めにラインナップに乗ってきたマンゴーを見るとついテンションも上がる。マンゴーは7月行こうかなと思っていた。6月にしかも宮崎県産完熟マンゴーとなれば行かないわけにはいかにない。

2017年6月上旬訪店

 

問題はいつ行くかだけであったが、横浜に出る用事があったので、ついでに今まで行ったことがなかった横浜にある店舗に足を運んでみることにした。
横浜は新横浜駅のタカシマヤフードメゾンの4階にテナントとして入っている。店に着くとこじんまりとしているといった印象であった。

ショーケースは小さめで店頭のフルーツ販売も最低限、客席も2人席が8,9席くらいと、端的に行って狭い。よくここに店を出そうと思ったものである。とはいえ客の回転はよくちょっと寄って食べてすぐに帰るので店を維持できるのかもしれない。新横浜駅という立地ではそういう使われ方がメインなのか。わざわざここまできてカフェでゆっくり長話という人はいないのだろう。

時刻は夕方であったが、席の埋まり具合は5割程度。すぐに空いている席に通される。店内はすこし照明が暗目だと思ったが、写真でも取らない限り問題ない。メニューを見ると他の千疋屋フルーツパーラーと同じメニューであった。店舗限定メニューがないのは少し残念ではある。さて、ここにきてはメニューなど見なくてもオーダーは決まっていたので他に何もないことを確認してマンゴーパフェをオーダーする。

待つことしばらくパフェが出る。宮崎県産完熟マンゴーパフェ(2,916円)。

少々お高いが、千疋屋パフェである。むしろ千疋屋で3千円付近のパフェに外れはなかったので安心して注文ができる。

上から順に、木苺、生クリーム、カットマンゴー、生クリーム、マンゴーのシャーベット、ヨーグルトアイスクリーム、マンゴージュレ。完熟マンゴーだけあって、柔らかく口に入れるとトロってして甘味が口いっぱいに広がる。それでいて菓子にありがちな甘すぎて口直しがほしくなるということもない。また、若いマンゴーにありがちな青さは全くない。いつまでも食べていたいと思われるそんなマンゴーである。さすが宮崎県産のマンゴーというべきかもしれない。

マンゴーが余りに甘いので生クリームは甘さを感じない。普段と同じ生クリームだと思うのだが。マンゴーシャーベットもいつもより粘度が高いような気がした。味は抜群である。間に挟まったヨーグルトアイスクリームで口直し。このヨーグルトアイスクリームはいつものやつかなと思う。締めのジュレは少し味を変えてくるかと思ったが、マンゴーの自然の風味を生かす方向なのか普通に甘かった。これはこれでよし。

食べ終わった後もマンゴーの余韻に浸る。千疋屋のマンゴーパフェはいつ食べても美味しいが、やはり完熟マンゴーは一線を画す。このパフェなら毎月でも食べ飽きないであろう。そんな一品であった。

新横浜店は、店は狭いが雰囲気は悪くないので近くに来ることがあればまた寄りたいと思う。