食の備忘録 #164:クワアイナ 渋谷宮益坂店「ベーコンチーズバーガーを食す」
2017年8月中旬訪店
前回に引き続き渋谷である。早めに切り上げて前の店を出たので次の店はどこにしようかとなり、なぜかハンバーガー屋であるクワアイナを目指すことになった。
ハンバーガーは多聞に好みが分かれるところであろうが、個人的にはバーガーキングのワッパーが好きである。あの大きさ重量感がとてもアメリカンという感じがしてよいのだが、少食日本人にはあまり好かれずモスバーガーが好きな人が多いようである。モスバーガーに限らずよくあるハンバーガーチェーン店は、バーガーが小さく物足りなさしかない。
そんな中一線を画すのは1個千円を超えるような高級ハンバーガー屋であろう。最近は増えてきた印象があるが、アメリカなどではハンバーガー屋もピンキリだが日本みたいにおやつのようなバーガーはまれであろう。食事としてのバーガーが出てくるイメージである。つまりボリュームがあるのだ。値段も普通に10ドル超えてきたりするわけだが。
閑話休題、話を戻そう。最近連れの一人が事あるごとにクワアイナへ行こうというので機会があればと流してきたのだが、なんと渋谷にもあるではないかということで流れはクワアイナとなった。先ほど肉を食ったのにさらに肉を重ねるということである。酒も入り、たまにはいいかと財布の紐も緩くなっているが、ハンバーガーに千円以上というのは、やはり覚悟がいる。
店に着くと何やらアメリカンな電飾がお出迎えであった。
店内は思いのほか混んでおり、6割程度の席が埋まっている。夜にハンバーガーを食べる人がこんなにもいるのかと軽く驚きであった。
壁のメニューも英語である。
値段だけ円表記である。オーダーを済ませて空いている席に座る。
席にはケチャップとマスタードのボトルがあった。
日本では中々お目にかかれなさそうなボトルは、まさにアメリカンである。
店内を観察していると割と外国人が多い印象で、はやり食べなれたものが食べたいということであろうか。
結構待たされてバーガーが出る。
ベーコンチーズバーガーのセット1571円は、下半分。上半分は連れのバーガー。
バーガーが閉じられてない状態で出てきたのは初めてで驚いた。自分でケチャップとマスタードをかけて閉じると聞いて2度驚いた。最後の味付けを客に任せるのか?と。この大雑把なところはまさにアメリカンか。
ケチャップとマスタードをかけ閉じると
この分厚さである。どうやって食べたものかと思っているとバーガーの包み紙があると教えられる。最初はナフキンかと思ましたよ、ええ。包み紙にいれるとさらにハンバーガーらしく?見える。
食べやすいように若干つぶして食べる。本物のハンバーガーであった。パンからパティまで手がかかっているのが分かる。パティはそれだけでも十分なものであろう。ただ若干パサついたのが気になった。このロットだけの問題なのか、店の問題なのか分からないがちょっと残念である。また、ケチャップとマスタードはもしかしたら蛇足だったのかもしれない。
またポテトが細くちょっと頼りない。アメリカのファストフードに行くとこれでもかとポテトばかり食べされられるのだが。オニオンリングは揚げ加減が絶妙で今まで食べたオニオンリングの中で一番おいしいかった。玉ねぎがあまり好きではない自分がこう評価するのは珍しい。
やはりコスパは良くないという印象である。ハンバーガーにドリンク、ポテトのセットで1500円であったが、銀座ランチでも1500円は高い方の店である。それでいて1個では物足りなさがあり、2個ほしいかなといったところ。そうなるとやはり値段が問題になる。そうなるとバーガーキングでいいよなーとなるのである。