食の備忘録 #176:きたいち酒場 銀座店「北海道の幸を食す」
2017年10月下旬訪店
久しぶりに連絡が付いた友人を飲みに誘うと、とんとん拍子に話が決まり、1年ぶりくらいに会うことになった。脂が駄目になったというので魚介系をメインにできるようなお店を探すことになり、写真が目に留まったのがきたいち酒場。メニューを見ると北海道の産物を料理して食べさせる系の居酒屋のようである。
ぐるなびから「即予約」で予約した。他のサイトではたまにあったが店からの折り返しもなしに予約が確定と案内があったのはぐるなびでは初めてであった。若干の不安があったがぐるなびを見ても確認の電話は要らないとあるし、メールにも確定とあったのでそういうのであればと当日を待ったのである。
当日は生憎の雨模様であったが、雨は強くない。店には現地集合であったが皆遅れることなく集まりいい出だしかと思ったのだが、店に入ると予約がないという。してやられたと思ったのであった。やはり折り返しがないのはこういうことがあり怖い。店員と押し問答をして何とか店には入ることができたが何とも腹立たしい。丸で店に非がないような言い草で対応もよくない。空き席があればしれっと入れればよかったのである。押し問答をした時間が無駄である。縁がなかったと違う店に行った方がよかったかもしれない。この時点でもう再訪はない。このことはぐるなびにも問い合わせたが納得がいく回答はなし。
それでも何とか飲み会が始まる。まずはお通し:400円。
あまり印象にないので味は凡庸か。断ってもよいレベル。
バリ芋のシーザーサラダ:680円。
まぁまぁのシーザーサラダ。芋がよいアクセントになっている。
本ズワイ足一本:299円。
食べやすいように切れ目が入っており食べやすい。味はあまり良くない。回答して旨味が出てしまっている感じ。
予約刺し盛り(4人前):3996円。
予約限定品だが、粘って店に出してもらった。中々の質の刺身であった。エビ、タイ、マグロ、サーモン、カニ、いくら、うに、ほたて、貝。
特にうには甘く、いくらは皮が固くて歯ごたえがあった。
縞ホッケ焼き:999円。
味は悪くないが幅が狭い気がする。長さは十分なのだが。
そしてお目当てのカニぶっかけだし巻き玉子:999円。これの写真を見てこの店に決めたのだ。
最初はこの状態で出てくるのだが、ここからである。
店員の「ヨイショー」の掛け声とともに盛られていくカニ身。ストップというまで盛られるのだがこぼれるようになったところでストップした。
そして仕上げのバーナーが登場。
完成した姿がこちら。
炙られたところが一番うまそうであったが食べられてしまった。
ちなみにこのカニ身?はぼそぼそであんまり美味しくなかった。玉子も凡庸。見た目だけの商品であった。
タコの唐揚げ:780円
まぁまぁ旨かった。
ブリカマ焼き:1200円。
このブリカマはイチ押しであった。食べられる部分もたくさんあり、油が乗ってとても美味しかった。
札幌焼きそば:780円。
ウニの入った海鮮焼きそば。これも結構おいしかった。鉄板をうっかり触ってしまい大変熱かった。
じゃがバター:499円。
可もなく不可もなく。釣られて頼むと店が喜ぶと思われる一品。
石狩鍋(だったもの)。
来たときは鍋一杯に野菜や鮭が入っていたがうっかり写真を取り忘れた。味は味噌味の鍋で普通。次があっても別の鍋を頼むであろう。
久しぶりに会った友人とは存分に語らった。今回はどちらかといえば外れの店なので惜しいことをした。次はもっと旨いものを食べさせてやりたいものである。まぁ本人は食への探求心がそこまでなく満足した様子であったが。
さて、会計であるがサービス料込で6500円ほど。酒もそこまで頼んでないので料理のコスパがよくないということである。それに見合う味をしていればまだ納得がいくが、そんなこともなく場所代が高いのだろうという結論である。