食の備忘録 #179:鳴門鯛焼本舗 日本橋人形町店「たい焼きを食す」
2017年10月下旬訪店
たい焼き屋である。
いつの間にか店が入れ替わったのか気が付いた時にはそこはたい焼き屋であった。人形町には甘酒横丁に大変有名なたい焼き屋があり、行列を成しているのだが、それに殴り込みをかけてきた体であろうか。とはいえ、少し離れているしあちらよりも営業時間が長いようなかんじである。
ちなみに天然たいやきとは、1匹ずつ手焼きされたたい焼きのことである。型が1匹ずつなのか、数匹くっついているのかで区別されているようである。当然1匹ずつのほうが手間がかかる。
小腹が空いて歩いていると丁度目に留まったので1匹買ってみることにした。小豆と金時芋があったが小豆にした。1匹200円弱と少々高い。
手に持つと熱々である。袋をめくると
よい焼き色が付いている。それではさっそく一口。
皮がパリっとしていて中から熱々の餡が攻め入ってくる。ぎっしりとアンコが入っている。アンコは粒あんで甘いが後が味がよく上品な甘さである。頭からしっぽまでアンコが入っていて1個で結構満足感があった。
店の脇でかじっている間にも、ぱらぱらとたい焼きを買っていく客が途切れず中々の盛況ぶりではないか。高くてもいいものは売れるものである。
後日金時芋のほうも買ってみたがこちらはこちらで美味しかった。機会があればまた買うであろう。