ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 番外編 #52: 千疋屋総本店 フルーツパーラー 西武池袋店「マンゴーとメロンのパフェを食す」

2017年8月中旬訪店

今月の西武池袋店限定のマンゴーとメロンのパフェがどうしても食べてみたくてパフェを食べるためだけに訪店することになった。何とも贅沢なことであるが、タイミングを逃すと1年待つことになるので致し方なし。

単品のパフェは季節のパフェとしてよく出てくるが、組み合わせのパフェは珍しい。単品で出せるほどクオリティの高いのものが入ってこなかったのか、同時に良いものが仕入れられたから贅沢にも組み合わせたのか大変気になるところである。

それもマンゴーとメロンである。マンゴーは安定して美味しいのでいつ食べても何回食べてもいい。一方メロンは初めてである。マスクメロンパフェがレギュラーメニューとしてある店もあるが、いかんせん高いので、外した時のダメージを考えると、まだ食べてたことはなかったのであった。しかし今回は万が一の場合でもマンゴーがどうにかしてくれるであろうという算段であった。

さて、気怠い暑さの中店舗に到着してみると、店外脇の椅子にずらりと並んでいる客たち。カフェに入るにはいい時間なので、混んでいるのだろうが、ここまで混んでいる千疋屋パーラーを見るのは初めてであった。この値段でもこのレベルで行列ができるのはさすがであろう。仕方なく最後尾に着き待つ。回転は悪くないがそれでも30分程度待っての入店となる。

案内された席に座るとすかさずお目当てのパフェをオーダーした。この込み具合だとゆっくりメニューを確認してオーダーするよりも速攻が吉であろう。オーダーも終わり店内を観察すると、8割方女性客で、常連っぽい客や観光客っぽい団体など幅広い客層に見えた。

店内を観察している間に、思いのほか早くパフェが到着。マンゴーとメロンのパフェ:2400円税別。

マンゴーの果肉が3つ、メロンの果肉も3つ、真ん中にはいつもと同じように甘さ控えめの生クリームが鎮座している。

マンゴーから食べてみると、口の中に広がるまったりとしてさわやかな自然な甘味。良いマンゴーである。ただし、前回のマンゴーと比べると厚みがなく甘みももう一つ。十分に美味しいがさすがに完熟にはかなわない。次にメロンを食べるとまだちょっと青さが残るといった印象で、外れの部類。メロン単品のパフェでなくてよかったというレベル。これ以上熟すと崩れてパフェにならないのかもしれないが熟成足らないのではなかろうか。ゆっくりと味わいながら次の層へ。

マンゴーのシャーベットとメロンのシャーベットがお目見え。このシャーベットが本命と思えるほど、今回はシャーベットが旨かった。夏だからか果肉が期待外れだったからなのか。ついついスプーンで小さく掬って長い時間味わう。その下には定番のヨーグルトアイスクリームがあり、その下にはマンゴージュレ。最後がマンゴーのみということは、メロンは副材だったのだろうか。

マンゴーとメロンという高級フルーツの競演だったが、やはり2兎追うもの1兎を得ず。単品で構成されたパフェの方がより美味しいフルーツが味わえそうである。