食の備忘録 #56:ドイツ料理 ピラミッド(築地)「洋風ソーセージカレーライスに唸る」
今回紹介するピラミッドはドイツ料理という看板を背負って営業しているレストランであるが、大半の人の認識ではカレー屋として記憶されているのではなかろうか?ランチではカレーメニューのみ提供されるという割り切りっぷりである。
そんなに大きくない店内で席はせせこましく、地下に店があるのであるがお昼時には人が途切れることなく来店し、満席であることも珍しくない紛うことなき人気店である。今はもう終わってしまったがランチパスポート対応していた時期は、ランチパスポート組みが猛威を振るっていた。ランチパスポートのコスパが圧倒的であったためであるが、通常価格でも決してコスパは悪くない店である。
2016年8月下旬訪店
この日はふらりふらりと築地方向へ歩いてた。何を食べようか決まらなかったからであるが、ピラミッドが目に入ったので入ってみることにした。店が地下にあるので混み具合が分からないのは珠に傷か。
この看板の丁度裏側に階段がある。
生憎の満席であったが、テーブルの様子を見るとすぐに空きそうだったので待つことにした。待つこと数分、狭い店であるが店員のオペレーションが相変わらず最適化されておらず、捌ききれてない雰囲気であった。
席が空いたので着席する。メニューを見ながらソーセージカレー、トッピングに座ワークラフト、ドリンクはアイスコーヒーをチョイス。ランチメニューだと、トッピング1品、ドリンクが無料で付くのでお得感がある。カレーはビーフや日替わりなどいくつかあるが、ソーセージが個人的お奨めである。
ほどなくライスとカレーが運ばれてくる。
マッシュポテトが上に乗ったライスとトッピングのザワークラフト。
そして、ソーセージ入りのカレー。
パッと見カレーに見えないが、これがピラミッドのカレーである。太くて長いソーセージが1本入っている。カレー自体の色はかなり黒めだが、白いソースがかかっており、味がマイルドになる。食べる分だけライスに掛けながら食べるのも良いが、豪快にライスの上にぶちまけるのも良い。
豪快に掛けた時の様子がこちら。
ここのカレーの特徴としては、ベースがデミグラスであることであろう。インド系や日本のカレーとは一線を画すカレーとなっている。洋食屋やホテルのレストランでたまにお目にかかる洋風のカレーで、白いソースのこともあり非常に複雑な味わいとなる。それに付け合せのザワークラフト、マッシュポテトを時折挟みながらカレーを食す。ソーセージがまたドイツソーセージなのだろう、非常にジューシーで食べ応えがある。
食後のアイスコーヒー。
コーヒーとは特筆することはないが、ランチに付いてくるのが良い。
見た目はカレーライスであるが、カレーライスが食べたいなという気分の日に食べるときっと肩透かしを食らった気分になるであろう。カレーライスというよりもカレーライスに良く似た洋食といったところであろう。
地下に店を構える繁盛店に外れなし。
- ジャンル:ドイツ料理
- 住所: 中央区築地2-12-16 JFA築地ビルB1
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- (写真提供:wheeeon)