食の備忘録 番外編 #03: 函館らーめん船見坂(東銀座)「ワンタンメンを食す」
過去に記事にしたラーメン屋船見坂の続報ということで今回は番外編となる。
過去の記事について以下を参照されたし。
2016年8月 中旬訪店
銀座界隈でラーメンが食べたいなと思って、候補に挙がるのが紫龍や一風堂であるが最近ここに割り込んでくるのが船見坂である。ラーメンの種類がたくさんあり、どれも美味しいので徐々に自分の中の勢力図が拡大中である。
この日も船見坂でまだ食べてないラーメンがあることが思い浮かんだので船見坂に赴く。エアコンは無事に直ったようで、入り口の戸は閉まった状態であった。(この辺りの件が何について言及しているのかについては前記事を参照されたし)。
戸を開け入ると、ほぼ満席。幸い入り口近くの一席が空いていたので食券を買いそこに腰を据える。今回はワンタンメンを注文した。日本人の感覚でいうとワンタンorワンタンメンをチョイスするというのは、余りないのでないだろうか。そもそもワンタンというものになじみがない。それは日本では焼き餃子が主流なのが原因であろうと思う。
海外取り分け中国では、水餃子として食するのが通常である。その流れスープの中にワンタンを入れるというのは実に自然な流れなのだが、日本のラーメンの主流にはワンタンは存在しておらず、肉類でいえばチャーシューが一強である。どちらが良いという話ではなく、単純にメニューとしておいている店が少ないので頼む機会も必然的に少なくなろう、というのがこの割とどうでもいい件の主旨であった。
閑話休題、メニューにまだ頼んだことがないものがあればそれを試す。それが引いてはその店の懐の深さを測ることにもなる。定番と新商品のバランスが重要なのだ。また話が逸れ始めているのでそろそろラーメンの話に戻ろう。
ワンタンメンである。当然の大盛りでランチサービスのご飯も注文。
具はシナチク、海苔、かまぼこ、チャーシュー、ワンタン、刻みねぎと豊富である。
スープはその透明感からも分かるように塩ベースであったと思われる。ワンタン自体は特筆するような物ではなかったが、ラーメンの完成度は相変わらず高い。味、ボリューム、価格とも及第点である。
そして、今回は半餃子も追加していた。
この餃子は見て分かるように非常にカリっと焼けており美味しかった。次は通常の餃子でもいいかなと思うほどであった。
多数ラーメンがあるが外れがないのは素晴しい。この辺は1点突破型のラーメン専門店にはない魅力であろう。