食の備忘録#74:中華三原「チャーハンを食す」
2016年10月上旬訪店
今回は有名な中華三原である。銀座にありながらそこだけ昭和のまま取り残されたような雰囲気がある場所、お店である。話には聞いていたが、中々足が向くことはなかったが、今回行ってみた。
ビルとビルの合間にあるこの通りは時代が止まっているかのようである。
店ももう少しメンテしてはどうかと思うほどぼろい。
時間によっては行列ができるという話であったが、今回は時間が少しお染ということもあり、すっと入ることができた。タンメンとチャーハンが有名なようであるが、注文はラーメン系が人気であった。
この日はご飯物の気分だったのでチャーハンをオーダー。待つ間に店内を観察。客の入りは満席。年齢層は高めで、9割男性といったところ。少々暑い日だったがエアコンは入れないようである。
しばらく待ち、おばちゃんがオーダー忘れて違うところチャーハンを持っていく。さらにスープを少し足の上に零す。ついてない日である。
見た目はシンプルなチャーハン。
さて味の方は。古臭い醤油味のチャーハンであった。一口食べてもう出ようかと一瞬思う。これ以上はカロリーの摂取の無駄である。しかもこれば850円?なぜこんな店が混むのか?ノスタルジーに浸りたいだけなのか?と思いながら完食して出る。
やはりチャーハンなら悟空である。三原はすべてが昭和のままで値段だけ上がったという印象。三原にしろ、ニューキャッスルにしろ、満福にしろといった古くからあるだけでやっていける店が残っているのは不思議である。