ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #123: 旬の味 とくり 本店「海鮮料理に舌鼓を打つ」

2017年1月下旬訪店

久しぶりに川崎で呑むということだが急に決まったので予約なしでの訪店となった。早めの時間に行くので、入れないということは滅多にないのだが、一度入れなかった店があって、以降決まった日決まった時間に行く店は全部予約を入れることにしている。駅で合流して店に向かう。ちょっと繁華街よりも奥まった場所にあった。

中々良い佇まいである。落ち着いた雰囲気であるが、古臭さや寂れを感じさせない。

入ると、すでに客が入っており混んでいる様子。さすがに、満席ということはなく2階に通されるも座れたので無問題であった。川崎界隈では、この時間に満席という自体は想定しなくても良いかもしれない。

隣の席では、すでに出来上がったグループが呑んでおり、若干五月蝿いが仕方なし。メニューを一巡して、いろいろ注文する。ドリンクに続き、ほどなく1品目が出る。

 

1品目:野菜サラダ(¥580)

縮尺の関係で大きく見えないかもしれないが、鉢のような大きな皿で出てきて大変食べ応えがあるサラダであった。4-5人いても1人前で足りるであろう量である。サラダ自体はシャキシャキでよかった。

 

2品目:ポテトフライ(¥380)

箸休めのポテトフライ。揚げたてはかりっとしており旨い。

 

3品目:月盛り(¥3000)

高い方の刺身の盛り合わせである。ぶり、マグロ、ホタテ、エビ、タイ、サーモン、アワビ、他3品と10種類くらいの盛り合わせであった。店を探したときにこの刺身の盛りの写真に惹かれて店を決めたが、写真どおりであった。この刺身盛り見て分かるとおり大皿であるが、どのくらいの大皿かというと

このサイズである。取り皿は普通のサイズなので刺身の皿の大きさやサラダの皿の大きさが分かるであろう。この刺身であるが品数も豊富であったが、味も抜群でどの刺身を食べても旨かった。また刺身を巻いた海苔巻き状のものがあったが、これが不思議でたべるとまんま寿司のような味がした。

 

4品目:いか焼き(¥400)

焼いたいか。可もなく不可もなく。もっと後半にオーダーでよかったかな。

 

5品目:鯛かぶと煮(¥580)

鯛の頭は1分ではなく半分であった。味があっさりとこっていがあったようだがあっさりを指定していた。あっさりで正解。こってりだとご飯がほしくなると思われる。自分で作るのは手間なのでこういったものは外で食べるに限る。

 

6品目:出汁巻きたまご(¥480)

写真を撮りそびれたので、写っているのは半分である。最初は3本であった。だしが良く効いた出し巻きで旨かった。

 

7品目:寄せ鍋1人前(¥1300)

このサイズで1人前である。他の店なら2-3人前として出てもおかしくない。

火が通ると

具も種類がたくさん入っていて満足度が高い。

 

8品目:くじら生姜焼き(¥650)

 

くじらが好きな友人が注文したが、その友人でさえ生姜焼きはないなと言っていた。

品数にしては8品と少なかったが1品1品が量があり、3人ならこのくらいなのかもしれない。お酒は少なめであったがこれだけ食べて一人4000円弱とコスパは良い。是非とももう一度訪店したいと思わせる店であった。

食の備忘録 #122: ラ・ボッテガ・デルマーレ「富山の地魚を食す」

このブログでイタリアンの店は、ほぼ登場しないはずであるが、こういった系列のお店が入ってくるときは決まって連れられて行ったお店である。当たりも外れも自己責任なら納得ができるが、連れられて行った結果の外れはなんとも言いがたい物があるが、自分のチョイスだけだと偏るのでたまにはそういったことも必要であろう。

2017年1月下旬訪店

有体に言って飲み会である。夜しかやってない店らしいのだが、銀座でよく店が維持できるものである。よほど客が入るのだろうか。店の入り口からは狭いそうな店という印象であったが、土地が縦長で幅が狭いのであろう。1階はカウンター席、2階がテーブル席といった様子。この日は2階は貸切状態であった。

1品目:富山県産鮮魚のカルパッチョ

見るからに鮮度が良さそうな切り身であるが、身がぷりぷりで中々うまかった。

2品目:ワカサギのエスカペッシュ

ワカサギのフライをタマネギのマリネと一緒に頂く。個人的にはあまり好きではなかったが、他の人の口には合ったようである。

3品目:富山野菜のサラダ

紫や黄色のブロッコリー?が目を引くサラダであった。味は至って普通であった。

4品目:オリーブフリット

オリーブの実を揚げたもの。初めて食べたが、酒の摘みといった印象。

5品目:白身魚のグラーペンネ

トマトソースのペンネにしか見えなかったし、食べた感じもそうであったがメニューを見ると白身魚とある。どこに使われていたのだろうか。

6品目:デルマーレ風魚介鍋

火が通ると以下のようになる。

アサリやホタテ、魚、野菜などが入っていて美味しかった。

7品目:締めのリゾット

先ほどの鍋の残り汁に米を入れ再度を火にかける。

と、アツアツのリゾットの出来上がり。これもまぁまぁ。

8品目:本日のドルチェ

これは美味しかった。

見た目にもこだわりが見られ、味、量ともに中々のレベルであったように思う。コンセプトとしても富山県産の魚介を使ったイタリアンと尖がった店である。コース料理はいつもなら、足りなかったなで終わるが、この店はそこそこの満足感がありよかった。

 

 

食の備忘録 #121: 大釜炊きご飯 米どころん銀座3丁目店「鉄板味噌だれ牛焼肉定食を食す」

2017年1月中旬

定食屋というスタイルで営業している店はあまりないのかもしれない銀座であるが、それもご飯自体を押している店というのは、やはり稀有であろう。普段は素通りしていくのだが、特に行く店を決めずに出たため、足が止まる。

雰囲気はやよい軒のようだと感じたが店名を見るとあまり見ないという印象であった。

とにかく入ってみる。入ると目の前に2台の券売機。タッチパネル式であった。メニュー一通り確認して、魚料理が気になったが、肉に外れなしと思い、鉄板味噌だれ牛焼肉定食にする。空いている席に座ると店員が、お茶を出し食券を回収していく。お茶はセルフサービスと書いているが、最初の一杯は出してくれるようである。

店内はお一人様が多い。カウンター席が多い印象で、10数人が使える大テーブルとグループ用の席がいくつかある。客層は男女同じ程度であるように思う。客が入るごとに寒風が店内に吹き込み寒い。などと店内を観察していると料理が出てきた。

鉄板味噌だれ牛焼肉定食である。

ごはん、味噌汁、メイン料理の他に、サラダ、小鉢が付き中々よい。定食が900円弱と少々高いような気がしていたが、このボリュームであれば相応か。またご飯はお代わり自由のようである。

肝心の味は、可もなく不可もなく。焼き肉は特別美味しいというわけではないが、こういった店で出る分にはこんなものだろう。小鉢のほうれん草の和え物が中々気に入った。

食生活が乱れがちな外食ばかりの中、バランス重視の食事を目指すならこういった店を混ぜるのは良いだろう。次回は魚系を攻めてみたいところである。

食の備忘録 番外編#27:中国料理 華宴「にらもやしラーメンと半チャーハンを食す」

2017年1月中旬訪店

華宴はそんなに話題に上るような店でもないのだが、たまたま話題になったときにそこチャーハンが好きだという人がいた。チャーハンが食べたくなったときに行くのだと。自分の記憶では、わざわざ食べに行くほどのチャーハンではなかった記憶であったが、めったに注文しないのでよく覚えていなかった。となれば、もう一度食してみようかとなる。

思い出したように華宴に赴くと相変わらずである。混んではないが客がいないというこもない。奥の円卓の空いている席に座りメニューを確認する。ランチメニューでは、チャーハン単品はないように見えたので、ラーメンと半チャーハンのセットにする。ラーメンも何種類かあるが、ここのラーメンは特にこれいったものもないので日替わりのラーメンとした。

思いのほか早く出てくる。にらもらしラーメンと半チャーハンのセット。

定食だとサラダが付くがこちらは付かない。デザートの杏仁豆腐は付く。

にらもやしラーメンは炒めた野菜が具として乗っている。坦々麺のようなスープの色をしているが、食べてみるとそういういった風味であった。これはこれでありかなという感じ。期待していなかっただけに思いのほか旨かったという感想。

さて、チャーハンはというと適度パラパラなのだが味付けが微妙。薄い。マカオでもチャーハンの味は薄いと思ったが、それを彷彿とされるチャーハンであった。こういったチャーハンが好みの人もいるかもしれないが、チャーハンはやはり悟空に限る。

ラーメンもチャーハンも半ば日本人が別の料理に進化させたものであり、本場の味が旨いは限らないので中華料理屋でラーメンもチャーハンも頼むのは結構リスキーだと思っている。この店も例に漏れずといったところ。それに引き換えホイコーローやチンジャオロースは外れがないのでそういった料理で店のレベルを推し量るべきであろう。

過去の華宴レポート

hiropongtan.hatenablog.jp

 

食の備忘録 #120: 焼肉 太昌園上野駅前店「上質な焼肉を堪能」

上野はリーズナブルな焼く肉屋からお高い焼肉屋まで軒を連ねる焼肉の激戦区といっても過言ではないように思う。結構な数の焼肉屋が食べ放題を行っているがその頂点に君臨する(と個人的に思っている)のは太昌園である。

太昌園といえば、最高級店まで行かないまでもそこそこお高い肉が出てくるお店である。分かりやすい言えば、1皿1000円(税別)が最低ラインのお店である。日曜日やにくの日に行くと通常よりも値引きされて肉が食べられるのでそういった使い方される方も多いようである。太昌園のような割といい肉が出てくる店で食べ放題自体あまりやることはないように思う。あったとしても食べ放題専門でやるスタイルであろう。太昌園は食べ放題コースもあるが通常のオーダー式もやってるのである。

通常焼肉の食べ放題というと、かなり質が良くない肉が出てきて辟易とするという御仁もいるかもしれない。実際上野の焼肉食べ放題で安目のところ行こうものなら間違いなく筋張った肉が出るか、冷凍でがちごち、牛肉のメニューなしみたいなことになる。安かろう悪かろうということである。

太昌園の食べ方放題は4200円と少々高いが、肉質は基本的には店で注文する肉と同じものが出ると思ってよい。つまり一皿1000円の肉が食べ放題ということになる。5皿分食べれば元が取れる計算となる。実際には最初に出る肉皿で終わりという人もいるかもしれないが食べられる人で集まればかなりのコスパとなるであろう。

肉質はバラツキがある。最初と最後で本当に同じ肉なのかと問いたくなるような肉も出てきたことがあった。また本店と上野駅前店ではまったく違う肉質であったこともあった。このあたりは運としか言いようがない。

と前置きが長くなったが本編に入りたいと思う。

2016年12月下旬訪店

2016年の肉の食べ収めということで年の瀬の太昌園訪店である。夕方の訪店となったが昼から営業しているお店なので、予約なしでの訪店であった。丁度入れ替えの時間と重なったのか少し行列があったが、ほぼ待ち時間なしで入店できて一安心である。早めの時間なら予約なしでも入れるが、いい時間に入るなら予約したほうが良いだろう。

カップル席のような二人席に通される。周りを見ると実際カップルで来ている客よりも同性で来ているほうが多いように見えた。オーダーは焼肉食べ放題である。この店の焼肉食べ方は、予め決まった内容の料理が出た後に追加は自由オーダーという方式である。

前菜のサラダ(一人前)。

これが一人1個。

そして、キムチの盛り合わせ(二人前)。

最後に肉の盛り合わせ(二人前)。

カルビ、ロース、ハラミ、骨付き豚カルビ、トリ肉、ホタテ、レバー、コプチャン、ハチノスである。ホルモン系を後に先にカルビなどから焼く。まずまずの旨さ。難なく最初の皿を制圧していく。

太昌園はガスで焼く。これはこれで火が安定してよい。炭は炭で好きだがガスの方が扱いやすいかな。鉄板の大きさは4人席でもこの大きさであったように思う。大人数であれば敷き詰めるように焼くのだろうが、さすがに二人では都度焼くに限る。肉が丁度焼けたというタイミングは思いのほか短いのだ。

久しぶりの太昌園だったが、最近は他の焼肉屋で舌を鍛えたためか以前ほど美味しくないという感想で一致した。とはいえば、まだまだ2016年は締められないので肉を追加オーダー。カルビ、ロース、ハラミを2人前ずつ。

この追加オーダーから肉質が変わったのか、肉の焼きに慣れてきたのかだんだん肉の旨さが上がっていった。結局このセットを3回頼んだところでタイムアップとなった。本当に旨い物はお腹が一杯になってもたべられるもの。久しぶりの焼肉を堪能した。

食べ放題の良いところは、値段を気にせず食べられるところ。どれだけ肉を食べても5000円でお釣りが来るというのは良い。高い店は旨いが財布の限界が先に来て辛いだけである。

食の備忘録 #119: イマカツ 銀座店「イマカツ膳を食す」

銀座であれが美味しいと一品が有名なお店はたくさんあるが、今回のお店はササミカツが美味しいと評判のお店である。

2017年1月中旬訪店

イマカツは銀座界隈でもランチで行くとなると少々高い部類のお店になるので中々行く機会がないのだが、たまにはいいものを食べたくなったときに行くことがある。歌舞伎座の裏の通りを挟んだ向かいにある。半地下のお店である。

ランチタイムともなるとそこそこお客が入るのだが、並んで待っている人がいるといったこともないのでほどほどに混むといったところか。その辺り価格とのバランスがうまいこと調整されているのかもしれない。

この日も入ると8割くらい席が埋まっており、大テーブルでの相席となった。ササミカツが有名なのだが、それ以外にもトンカツやエビフライもある。そしてお奨めは今回食すイマカツ膳である。店の名前を冠するメニューが外れるわけもない、というものであるが、イマカツ膳は盛り合わせで非常にお得感がある。

オーダーが終わるとまずはキャベツが出る。

テーブルのゴマダレでまずは前菜としていただく。このキャベツはお替りが自由である。キャベツを食べならが待つとイマカツ膳が出る。

揚物盛り合わせ、ごはん、味噌汁、漬物である。

盛り合わせの内容は、というと、右からヒレカツ、ササミカツ、かにクリームコロッケ、メンチカツである。このイマカツ膳1550円と少々お高いが、単品で換算すると全然元が取れるのでお得である。また一品一品の質が高い。衣は薄く素材の味を引き出すといった感じ。

名物のササミカツは1本を半分に切った状態で出るので都合2個である。塩がお奨めというだけ合って、素材の味で勝負するササミカツは本当に美味しい。また特筆したいのがメンチカツである。

恐らく上質な肉を贅沢に使った物と思われるこのメンチカツであるが、噛むと口の中に上質な油が広がり大変美味しい。ご飯をかき込みたくなる。ちなみにごはんもお替り自由である。初めてここのメンチカツを食べたときには余りのうまさに衝撃を受けた。ヒレカツ、かにクリームコロッケもごはんのおかずに十分で気をつけないとご飯を食べ過ぎる。

イマカツ膳はイマカツの揚物を一度に味わえるのでお奨めである。食べてみないと分からないし、ササミカツがお奨めということでササミカツ膳しか食べたことがないという人も多いのではなかろうか。

サービスレベルを見てもそこいらの定食屋とは一線を画すので銀座にイマカツありといったところか。ただトンカツとなると近くににし邑があるので、トンカツだけはそちらを押したいところである。

食の備忘録 #118: こってりらーめん なりたけ「醤油ラーメンを食す」

2017年1月上旬訪店

錦糸町へ行く用事のついでに何か昼食でも、とラーメン屋をスマホで検索するもピンとくる店はなし。仕方がないのでランキング上位で行きやすい場所にある店に行ってみることにした。

なりたけと双麺が候補であったが双麺は混んでいたのでなりたけに決定。最近ずっと店頭前にメニューなら看板なりでどういったラーメンが出てくるのかある程度分かる店ばかりに行っていたので、何もない店に入るのは若干の抵抗があったが腹をくくり店に入る。

まずは券売機で食券を買う。ここでも文字情報がだけで、どういったラーメンが分からないので、ベーシックな醤油ラーメンを買う。適当に空いた席座ると店員がすぐに食券を回収していく。

店内はそれなりに込み合っており数名の客がラーメンを食していた。店員の数が若干多いような気がしたが、混むときはそれだけの人数がいるほど混むということであろう。カウンター席のみで真ん中に通路でその両側が客の席とラーメン屋によくあるスタイルである。

しばらく後ラーメンが運ばれてくる。

一見白いのでとんこつ系に見えなくもない。いや待て、このパターンは銀座でもあったぞ。

よく見ると白いのはすべて背油である。その下はちゃんと醤油ベースのスープがある。器のふちに飛び散るほどの多量の背油である。仕事が雑なのかデフォルトなのか分からないが、少しは気を使ったほうがいいのではないだろうか?

具はネギ、チャーシュー、メンマ。味は中々良い。スープは見た目ほどくどくなく麺によく絡む。チャーシューが大きく食べ応えがある。スープに特徴があり甘味がある。これは癖になりそうである。このラーメンは味噌バージョンもあるので味噌になったらどうなるのか非常に気になるところであった。

余裕があれば双麺も行ってみようかと思っていたが思いのほかお腹がいっぱいになった。ラーメンとしてはそこまで量はなかったが背油が重かったのかもしれない。

 

錦糸町といえばスカイツリーとは目と鼻の先であるが、根元まで見えるのは中々ない。

思わず写真を撮ってしまった。