食の備忘録 #46: スーホ ダイニングバー(赤坂)「羊1頭を食す宴会に参加する」
2016年3月下旬訪店
何やら羊1頭を食べきるコースがあるらしいと、耳聡い友人が聞きつけ行ってみたいと炊きつけられた結果友人4人で行ってみることになった。ただHPの作りが雑で今時こんな公式サイトで大丈夫かと思った。そういう細かいところがしっかりできない店は、結局のところサービスも雑であることが経験的に分かっている。
して、そのコースよくよく調べてみると当時集まった数十人で羊1頭を食べるというイベントのようなものであるらしいと分かった。さすがに数人で丸々羊1頭は多すぎるのでどういうことだろうかと思っていたが、氷解した。
さて、当日18時スタートということで18時に店に赴くと同コースを食すると思われる面々が10名弱程いた。我々を入れても20名にも満たぬが今回は少ないのだろうか。大テーブルに相席状態で卓を囲む形式らしく空いている席に着く。しきりに民族衣装を勧められるがやんわりと断る。他の面々は大人しく(?)着ているようであるが、ここあえて空気を読まないことにした。
若干名が送れて到着し、中々始まらないので退屈であったがようやく始まった。まずは本日の羊が紹介された。
これを今から捌いて随時料理をしていくらしい。
店長がどんどん解体していく。料理はまだしばらく掛かる模様である。お酒は提供されているので、つまみもなしに酒だけ飲みながら談笑して待つことしばらく。
ようやく一品目の料理が出てくる。羊肉の刺身であった。
羊肉の刺身は初めてであったが、味はマグロに近かった。初めは凍っていて微妙だったがしばらく置くと解答されまずまずである。
次に出てきたのは、羊肉の炒め物。
スパイシーな味付けで、酒のつまみといった感じ。
3品目も、炒め物。羊肉とたまねぎのカレー炒め。
これが結構美味しくて、量もあったので良かった。やはりスパイシーであった。
4品目、羊肉のピロシキのようなもの。
アツアツで少々食べるのに苦労したがこれも旨かった。一人1個。
5品目は、チーズを小麦の生地で挟んで焼いた物。
インド料理に同じような物があるが、同じだと思われる。これも美味しかった。
6品目、羊肉の煮込み。
これがメイン料理であった。羊肉を結構な大きさのまま煮込んで柔らかくした物で、ナイフとフォークで切り分けて食べる。羊肉の奥に見えるたれに付けて食べる。しょうがが良く効いた醤油ベースのたれであった。如何せん堅くて食べづらく、とても羊臭くてあまり食べられなかった。
和気藹々として酒を飲みながら騒ぐのが好きな人たちには楽しい宴会なのかなといった印象。ただ、料理の提供が遅く最後の肉が出てきたは2時間たった後だっとように思われる。酒飲みじゃない人にはつらいだけであった。また最後の肉塊以外は量が少なくこれで大人数だと、もはや食べるものが回ってくるか怪しいとさえ思える。羊が腹いっぱい食えると思ってくると肩透かしを食らうであろう。そういう人はジンギスカン食べ放題へいくべきである。
お店の場所はこちら: