食の備忘録 #66: とんちゃん 新宿本店「3段バラ肉のサムギョプサルを味わう」
今回は、言わずとしれた有名店であろうサムギョプサル専門店のとんちゃんである。豚肉ってこんなに旨かったんだなって再認識させてくれるお店である。ただの焼肉ではなくサムギョプサルであるので、野菜が同時に取れるのも特長であろう。
また肉を焼いたり切ったりといった調理の一切をスタッフが行ってくれるので出来上がったものを食べるだけでよいので楽チンである。3段バラのサムギョプサルが本当においしくて、そのほかの部位はそれよりも一段落ちるように思うのは、肉質の違いか。
他の韓国料理もサイドメニューとしてあるがお値段が高めなのでお得感がなく、特別美味しくもないので、箸休め程度に注文するのが良いだろう。そして忘れてはならないのが締めの焼き飯。ぜひ頼むべし。
2016年9月中旬訪店
急に東京に出てきたという友人と飲むことになったので、とんちゃんに行くことにした。新宿のとんちゃんは初めてであったが、友人が夕方まで新宿にいるということだったので新宿まで出るのが良かろう、ということであった。
新宿が本店ということであるが、昔からの場所ということであろうか。新宿3丁目駅から10分ほどの歩いた。新宿としても外れの方であるように思う。友人と合流するも何やら店が暗いのでやってないのではないかと疑ったが、実は裏口であった。
店の埋まり具合は5割といったところか。まだ6時前ということで早い時間帯であるが、とんちゃんは実に早い時間から席が埋まってしまうことが多いので、これは逆に驚きであった。やはり場所が外れにあるからであろうか。
さて、オーダーは3段バラ肉を2人前ときのこチジミで様子をした。今回は少人数であったので、徐々に追加していく方針である。まずはおなじみの小皿の料理が出てくる。これらは、お酒の肴にするもよし、そのまま摘むもよし、サムギョプサルに入れるもよし。言えばお代わりもできる。
きのこチジミ。写真を撮る前に食べられてしまったので穴が開いている。
このきのこチジミ美味しかったが、やはりコスパは悪いと思う。
そうこうしているうちに豚肉のほうが焼きあがる。
焼きあがった豚肉をサンチェに乗せ、キムチ、にんにく、辛しねぎ多めで巻き上げごま油を少々付けて食べる。旨い、実に旨い。とんちゃんは久しぶりであったが、どの店に行っても同じ味で安定の旨さであった。食べる方に意識が向くため自然と会話も薄くなる。カニと同じ現象である。
2人前をペロリと食べたので追加でもう2人前を注文。
そちらもペロリと食べてしまった。これだけの量の肉を食べても胃が重くなるとか油っぽいという感じにならないのは、サンチェ他野菜のおかげであろう。
もう少し肉を食べても良かったが、連れに聞くともういいということだったので締めの焼き飯を注文。まずは冷めた鉄板を暖める。
温まったところでキムチとねぎがアドオンされ
細かくカットされる。
そして炒める。
炒まったところで、トッピングのチームが上に。
チーズが融けるのを待つ。と思っていたが融け切る前に混ぜられた。
こうなるともはや食べるのみであった。
最後の一粒まで頂いた。食べるうちに底のご飯がおこげ上になり食感が変化するのもこの焼き飯の特徴である。
心地よい満腹感とともに退店となった。友人もご満悦の様子であった。