ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #184:銀座千疋屋 フルーツパーラー「洋なしのパフェを食す」

2017年12月中旬訪店

千疋屋はよく行くが銀座の千疋屋は随分と久しぶりの訪店である。銀座千疋屋を書くのは初めてではなかろうか。銀座千疋屋はいつも行く日本橋の千疋屋と資本が違うのかメニューに細かい違いがあるのでたまに来たいと思うのだが、営業が日本橋の店程長くないので中々機会がないのであった。

思い起こせば、人生初の千疋屋はこの銀座店であった。銀座で呑んだあと耳聡い友人に連れられて、渋々店に入ったのであった。やはり1杯2000円のパフェというのは、食べるまではその価値は分からない。食べるまではもっと安いパフェでいいのでは?とかデザートにそんなに払うのはもったいない、と思うのが市民感覚ではなかろうか。丁度初めて食べたのがマンゴーパフェだったと思うが、その旨さに唸り2000円でも仕方がないかと思うようになったのであった。

銀座千疋屋は1階がショップで2階がパーラーとなっている。

階段を上がり

左に折れると入り口がある。

入ると4割程度席が埋まっている。あと1時間ほどで店が閉まるのだが、まぁまぁの客入りである。銀座店は狭いので目いっぱい人を入れても30人入るか入らないか程度であろう。それでも新横浜の店よりは広いかな。あの店は本当に狭かった。

席に着きメニューを確認すると、なんと洋なしのパフェとルレクチェのパフェがそれぞれあるではないか。一体何が違うのか。他には定番のパフェや和風のデザートもあり、やはりメニューに独特の雰囲気がある。

迷った挙句洋なしのパフェをオーダーすると、連れの一人がルレクチェをオーダーした。そしてもう一人が白玉あんみつをオーダー。実に珍しい取り合わせとなった。

オーダーから思いのほか早くパフェが出る。

見た目からはあまり分からないが洋なしのパフェである。ルレクチェと並べると

ルレクチェの方にはイチゴが乗っていたりソースがかかっているように見え手が込んでいるか。そして白玉あんみつ。

フルーツは当然千疋屋クオリティなので美味しそうであるが、あんこが重いとこぼしていた。

ルレクチェと食べ比べをするため1切れずつ交換してみると。

ルレクチェのほうがよく熟しているような印象で、洋なしの方はまだ少し硬い感じであった。千疋屋によくある完熟前のものが出てきたパターンであろうか。本当に美味しいのはもう少し後であろう。構成は上から

生クリーム、洋なし、洋なしのシャーベット、洋なしの蜜漬けとジュレといった感じ。洋なしというとトロっとしていてあまり梨っぽくない物だと思っていたのだが、歯ざわりや食感は極めて梨に近く、ただ味は洋なしという不思議な感じであった。