ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #121: 大釜炊きご飯 米どころん銀座3丁目店「鉄板味噌だれ牛焼肉定食を食す」

2017年1月中旬

定食屋というスタイルで営業している店はあまりないのかもしれない銀座であるが、それもご飯自体を押している店というのは、やはり稀有であろう。普段は素通りしていくのだが、特に行く店を決めずに出たため、足が止まる。

雰囲気はやよい軒のようだと感じたが店名を見るとあまり見ないという印象であった。

とにかく入ってみる。入ると目の前に2台の券売機。タッチパネル式であった。メニュー一通り確認して、魚料理が気になったが、肉に外れなしと思い、鉄板味噌だれ牛焼肉定食にする。空いている席に座ると店員が、お茶を出し食券を回収していく。お茶はセルフサービスと書いているが、最初の一杯は出してくれるようである。

店内はお一人様が多い。カウンター席が多い印象で、10数人が使える大テーブルとグループ用の席がいくつかある。客層は男女同じ程度であるように思う。客が入るごとに寒風が店内に吹き込み寒い。などと店内を観察していると料理が出てきた。

鉄板味噌だれ牛焼肉定食である。

ごはん、味噌汁、メイン料理の他に、サラダ、小鉢が付き中々よい。定食が900円弱と少々高いような気がしていたが、このボリュームであれば相応か。またご飯はお代わり自由のようである。

肝心の味は、可もなく不可もなく。焼き肉は特別美味しいというわけではないが、こういった店で出る分にはこんなものだろう。小鉢のほうれん草の和え物が中々気に入った。

食生活が乱れがちな外食ばかりの中、バランス重視の食事を目指すならこういった店を混ぜるのは良いだろう。次回は魚系を攻めてみたいところである。

食の備忘録 番外編#27:中国料理 華宴「にらもやしラーメンと半チャーハンを食す」

2017年1月中旬訪店

華宴はそんなに話題に上るような店でもないのだが、たまたま話題になったときにそこチャーハンが好きだという人がいた。チャーハンが食べたくなったときに行くのだと。自分の記憶では、わざわざ食べに行くほどのチャーハンではなかった記憶であったが、めったに注文しないのでよく覚えていなかった。となれば、もう一度食してみようかとなる。

思い出したように華宴に赴くと相変わらずである。混んではないが客がいないというこもない。奥の円卓の空いている席に座りメニューを確認する。ランチメニューでは、チャーハン単品はないように見えたので、ラーメンと半チャーハンのセットにする。ラーメンも何種類かあるが、ここのラーメンは特にこれいったものもないので日替わりのラーメンとした。

思いのほか早く出てくる。にらもらしラーメンと半チャーハンのセット。

定食だとサラダが付くがこちらは付かない。デザートの杏仁豆腐は付く。

にらもやしラーメンは炒めた野菜が具として乗っている。坦々麺のようなスープの色をしているが、食べてみるとそういういった風味であった。これはこれでありかなという感じ。期待していなかっただけに思いのほか旨かったという感想。

さて、チャーハンはというと適度パラパラなのだが味付けが微妙。薄い。マカオでもチャーハンの味は薄いと思ったが、それを彷彿とされるチャーハンであった。こういったチャーハンが好みの人もいるかもしれないが、チャーハンはやはり悟空に限る。

ラーメンもチャーハンも半ば日本人が別の料理に進化させたものであり、本場の味が旨いは限らないので中華料理屋でラーメンもチャーハンも頼むのは結構リスキーだと思っている。この店も例に漏れずといったところ。それに引き換えホイコーローやチンジャオロースは外れがないのでそういった料理で店のレベルを推し量るべきであろう。

過去の華宴レポート

hiropongtan.hatenablog.jp

 

食の備忘録 #120: 焼肉 太昌園上野駅前店「上質な焼肉を堪能」

上野はリーズナブルな焼く肉屋からお高い焼肉屋まで軒を連ねる焼肉の激戦区といっても過言ではないように思う。結構な数の焼肉屋が食べ放題を行っているがその頂点に君臨する(と個人的に思っている)のは太昌園である。

太昌園といえば、最高級店まで行かないまでもそこそこお高い肉が出てくるお店である。分かりやすい言えば、1皿1000円(税別)が最低ラインのお店である。日曜日やにくの日に行くと通常よりも値引きされて肉が食べられるのでそういった使い方される方も多いようである。太昌園のような割といい肉が出てくる店で食べ放題自体あまりやることはないように思う。あったとしても食べ放題専門でやるスタイルであろう。太昌園は食べ放題コースもあるが通常のオーダー式もやってるのである。

通常焼肉の食べ放題というと、かなり質が良くない肉が出てきて辟易とするという御仁もいるかもしれない。実際上野の焼肉食べ放題で安目のところ行こうものなら間違いなく筋張った肉が出るか、冷凍でがちごち、牛肉のメニューなしみたいなことになる。安かろう悪かろうということである。

太昌園の食べ方放題は4200円と少々高いが、肉質は基本的には店で注文する肉と同じものが出ると思ってよい。つまり一皿1000円の肉が食べ放題ということになる。5皿分食べれば元が取れる計算となる。実際には最初に出る肉皿で終わりという人もいるかもしれないが食べられる人で集まればかなりのコスパとなるであろう。

肉質はバラツキがある。最初と最後で本当に同じ肉なのかと問いたくなるような肉も出てきたことがあった。また本店と上野駅前店ではまったく違う肉質であったこともあった。このあたりは運としか言いようがない。

と前置きが長くなったが本編に入りたいと思う。

2016年12月下旬訪店

2016年の肉の食べ収めということで年の瀬の太昌園訪店である。夕方の訪店となったが昼から営業しているお店なので、予約なしでの訪店であった。丁度入れ替えの時間と重なったのか少し行列があったが、ほぼ待ち時間なしで入店できて一安心である。早めの時間なら予約なしでも入れるが、いい時間に入るなら予約したほうが良いだろう。

カップル席のような二人席に通される。周りを見ると実際カップルで来ている客よりも同性で来ているほうが多いように見えた。オーダーは焼肉食べ放題である。この店の焼肉食べ方は、予め決まった内容の料理が出た後に追加は自由オーダーという方式である。

前菜のサラダ(一人前)。

これが一人1個。

そして、キムチの盛り合わせ(二人前)。

最後に肉の盛り合わせ(二人前)。

カルビ、ロース、ハラミ、骨付き豚カルビ、トリ肉、ホタテ、レバー、コプチャン、ハチノスである。ホルモン系を後に先にカルビなどから焼く。まずまずの旨さ。難なく最初の皿を制圧していく。

太昌園はガスで焼く。これはこれで火が安定してよい。炭は炭で好きだがガスの方が扱いやすいかな。鉄板の大きさは4人席でもこの大きさであったように思う。大人数であれば敷き詰めるように焼くのだろうが、さすがに二人では都度焼くに限る。肉が丁度焼けたというタイミングは思いのほか短いのだ。

久しぶりの太昌園だったが、最近は他の焼肉屋で舌を鍛えたためか以前ほど美味しくないという感想で一致した。とはいえば、まだまだ2016年は締められないので肉を追加オーダー。カルビ、ロース、ハラミを2人前ずつ。

この追加オーダーから肉質が変わったのか、肉の焼きに慣れてきたのかだんだん肉の旨さが上がっていった。結局このセットを3回頼んだところでタイムアップとなった。本当に旨い物はお腹が一杯になってもたべられるもの。久しぶりの焼肉を堪能した。

食べ放題の良いところは、値段を気にせず食べられるところ。どれだけ肉を食べても5000円でお釣りが来るというのは良い。高い店は旨いが財布の限界が先に来て辛いだけである。

食の備忘録 #119: イマカツ 銀座店「イマカツ膳を食す」

銀座であれが美味しいと一品が有名なお店はたくさんあるが、今回のお店はササミカツが美味しいと評判のお店である。

2017年1月中旬訪店

イマカツは銀座界隈でもランチで行くとなると少々高い部類のお店になるので中々行く機会がないのだが、たまにはいいものを食べたくなったときに行くことがある。歌舞伎座の裏の通りを挟んだ向かいにある。半地下のお店である。

ランチタイムともなるとそこそこお客が入るのだが、並んで待っている人がいるといったこともないのでほどほどに混むといったところか。その辺り価格とのバランスがうまいこと調整されているのかもしれない。

この日も入ると8割くらい席が埋まっており、大テーブルでの相席となった。ササミカツが有名なのだが、それ以外にもトンカツやエビフライもある。そしてお奨めは今回食すイマカツ膳である。店の名前を冠するメニューが外れるわけもない、というものであるが、イマカツ膳は盛り合わせで非常にお得感がある。

オーダーが終わるとまずはキャベツが出る。

テーブルのゴマダレでまずは前菜としていただく。このキャベツはお替りが自由である。キャベツを食べならが待つとイマカツ膳が出る。

揚物盛り合わせ、ごはん、味噌汁、漬物である。

盛り合わせの内容は、というと、右からヒレカツ、ササミカツ、かにクリームコロッケ、メンチカツである。このイマカツ膳1550円と少々お高いが、単品で換算すると全然元が取れるのでお得である。また一品一品の質が高い。衣は薄く素材の味を引き出すといった感じ。

名物のササミカツは1本を半分に切った状態で出るので都合2個である。塩がお奨めというだけ合って、素材の味で勝負するササミカツは本当に美味しい。また特筆したいのがメンチカツである。

恐らく上質な肉を贅沢に使った物と思われるこのメンチカツであるが、噛むと口の中に上質な油が広がり大変美味しい。ご飯をかき込みたくなる。ちなみにごはんもお替り自由である。初めてここのメンチカツを食べたときには余りのうまさに衝撃を受けた。ヒレカツ、かにクリームコロッケもごはんのおかずに十分で気をつけないとご飯を食べ過ぎる。

イマカツ膳はイマカツの揚物を一度に味わえるのでお奨めである。食べてみないと分からないし、ササミカツがお奨めということでササミカツ膳しか食べたことがないという人も多いのではなかろうか。

サービスレベルを見てもそこいらの定食屋とは一線を画すので銀座にイマカツありといったところか。ただトンカツとなると近くににし邑があるので、トンカツだけはそちらを押したいところである。

食の備忘録 #118: こってりらーめん なりたけ「醤油ラーメンを食す」

2017年1月上旬訪店

錦糸町へ行く用事のついでに何か昼食でも、とラーメン屋をスマホで検索するもピンとくる店はなし。仕方がないのでランキング上位で行きやすい場所にある店に行ってみることにした。

なりたけと双麺が候補であったが双麺は混んでいたのでなりたけに決定。最近ずっと店頭前にメニューなら看板なりでどういったラーメンが出てくるのかある程度分かる店ばかりに行っていたので、何もない店に入るのは若干の抵抗があったが腹をくくり店に入る。

まずは券売機で食券を買う。ここでも文字情報がだけで、どういったラーメンが分からないので、ベーシックな醤油ラーメンを買う。適当に空いた席座ると店員がすぐに食券を回収していく。

店内はそれなりに込み合っており数名の客がラーメンを食していた。店員の数が若干多いような気がしたが、混むときはそれだけの人数がいるほど混むということであろう。カウンター席のみで真ん中に通路でその両側が客の席とラーメン屋によくあるスタイルである。

しばらく後ラーメンが運ばれてくる。

一見白いのでとんこつ系に見えなくもない。いや待て、このパターンは銀座でもあったぞ。

よく見ると白いのはすべて背油である。その下はちゃんと醤油ベースのスープがある。器のふちに飛び散るほどの多量の背油である。仕事が雑なのかデフォルトなのか分からないが、少しは気を使ったほうがいいのではないだろうか?

具はネギ、チャーシュー、メンマ。味は中々良い。スープは見た目ほどくどくなく麺によく絡む。チャーシューが大きく食べ応えがある。スープに特徴があり甘味がある。これは癖になりそうである。このラーメンは味噌バージョンもあるので味噌になったらどうなるのか非常に気になるところであった。

余裕があれば双麺も行ってみようかと思っていたが思いのほかお腹がいっぱいになった。ラーメンとしてはそこまで量はなかったが背油が重かったのかもしれない。

 

錦糸町といえばスカイツリーとは目と鼻の先であるが、根元まで見えるのは中々ない。

思わず写真を撮ってしまった。

食の備忘録 #117: 麺屋大斗 小伝馬町店「もりそば(特製もり野菜) を食す」

2017年1月上旬訪店

人形町の外れというよりももはや小伝馬町にある麺屋大斗がこの界隈で唯一の所謂次郎系という噂を聞いて足を運んでみた。オフィス街の中に突如にして現れるといった感じで飲食店があるように思えないようなエリアであった。お店を訪店した日は夜であったが、恐らくランチタイムにはここいらで働く人でごった返すのであろう。

店の外にメニューの看板が出ていたので確認すると、どうもつけ麺が押しのようである。となればイメージしていた暖かいラーメンに山盛りの野菜が乗って出てくるという感じにはならないはずである。やめて帰ろうかとも思ったがせっかくここまで来たのだからと入ってみる。

中に入ると店員が一人で接客から調理までこなしていた。この時間は一人で捌けるだけ人しか来ないということであろう。先客は家族連れが1組とカップルが1組と団体ばかり。券売機に向かうと思いのほかたくさんの種類があり、どれにするか悩んだ。悩んだ挙句もりそばで具がたくさん付いて来そうな特製もり野菜とした。

空いているカウンター席に着いて食券を渡す。待っている間は暇であるが目の前が厨房なので様子を窺うと、スタッフは1名ながらきびきびと動き次から次へとラーメンが出て行く。周りを見渡すとトッピング券の説明があった。

券売機では良く分からなかったが、AとBでセットが異なるようである。さてお待ちかねのラーメンがいよいよ出てくる。

つけ麺でありながら具でスープが見えなくなるほど具が入っているつけスープであった。麺は大盛りで注文したが、見て分かるとおり結構な量がある。恐らく500g前後だと思われる。

具は炒め野菜、海苔、チャーシュー、煮卵、メンマとトッピング券の両方が入った特製である。値段が少々張ったが折角ここまで来たのだからと一番高いものにしたが、具が増量されるだけと分かっていたら、一ランクしたのものでもよかったかもしれない。

さて味はというと中々旨い。つけ麺というと魚介系でインパクトが強い物が多いが、この店の味は、そこまで魚介系で攻めてこない。とんこつ+魚介系というであるようだがこれが中々旨い。相互に良いところが引き出されているようである。

まずはつけ麺として食べ、次に具を絡めながらが良いのだろう。最後の方はラーメンのように浸して食べた。量が多めなので、そこは人によっては調整しないと食べきれない恐れがあるように思う。また割りスープが2種類ありあっさりスープを頼んだがこれもまた良し。

次があるとしたら普通のラーメンの方を食べてみたいと思う

食の備忘録 #116: 日乃屋カレー 人形町店「名物カツカレーを食す」

2017年1月上旬訪店

先日masterカレーの黄色い看板に誘われて足を止めると実はその隣にもカレー屋があったのであった。そのときはどちらか一方のみということで、masterカレーにしたのだが、もう一方の店も気になったので日を改めての訪店となった。

というわけで、今回のお目当てのお店はこちら。

日乃屋カレーさん。神田カレーグランプリ優勝と入り口に書いており期待値だけが上がる。昼下がりの時間ということで店内は空いており普段どの程度の人が入るのか分からない。入って食券を買う。カツカレーとサラダをチョイス。適当な空いている席へ座る。

店の構造は縦長で両側カウンターと奇しくもmasterカレーと同じであった。

まずはさっとサラダが出る。ツナサラダ100円。

こういったサラダが100円くらいでつけられると大変うれしい。

しばらく待って、カツカレーが登場。

ご飯を覆うかのようにカツが鎮座する。ごはんは大盛りである。バランスが難しいのか写真を撮っている間に左端のカツが滑落。

カレールーが全面を覆うようにかかっているのも少々珍しいように思う。大抵は半々だったりするが。

味はというと第一印象は見た目どおり。日本のカレーである。最近はインド系カレー屋に行くことが多かったのでこういった日本風カレーも良い。カツは揚げたてでジュシー。福神漬けをカウンターに置いてある入れ物から適宜追加すると、シャキシャキの食感が加わりよい。

食べ終わることに次の客が入ってきた。チェーン店のようであるが、中々旨かったように思う。次は別の日乃屋にでも行ってみたいところ。

 

カレー屋が2軒並ぶ様子。

値段は日乃屋カカレーのほうが平均的に安いので日乃屋の方が混みそうな印象。味は甲乙付け難い。そもそも目指している味が全く異なるため同じカレーながら別のジャンルというほどに差がある。こういった個性が出るのもカレーの良いところであろう。