食の備忘録 #130:浅草みよし本館「すっぽんを堪能す」
2017年2月中旬訪店
旧知の友人が東京に来るということで、何か旨い物でも食べるこということになり、すっぽんが食べたいということだったので予てから目を付けいていた浅草みよしに行ってみることにした。
電話予約も非常にスムーズにでき、一安心ということころ。電話予約すらまとにでき応対できない店があることは事実である。
浅草雷門で合流後店のほうへ向かう。大通りから少し入ったところにお店があった。
入るとテーブルの個室に通される。予約したときに座敷かテーブルか聞かれテーブルを選択したがまさかテーブルで個室があるとは。良い意味で裏切られた感であった。個室は4人テーブルながら給仕するためか若干広めに作られており窮屈さがない。
すっぽんの一匹料理とふぐ刺しなどを注文する。店がまだ混んでいないため思いのほか早く料理が並ぶ。
1.ふぐ刺し(1人前)
1人前だとさすがに少ないと思ったが、少々お高いふぐ刺ししかなかったし、すっぽんがメインなので1人前とした。4000円オーバーだった記憶。しかし、このふぐ刺しこれまで食べたふぐ刺しと一線を画すうまさであった。ふぐ刺しの厚みがあるのもそうだが味が濃く、ふぐの旨みが堪能できるふぐ刺しであった。
2. サラダ
別の器に入って提供されたドレッシングをかけて食べる。サラダはサラダか。写真右上に見切れ気味に移っているのは、酒の肴。なんであったか記憶にない。
3.刺身盛り
普段居酒屋で食べる刺身盛り合わせよりも、上等な刺身が乗った刺身盛り。オオトロ、アワビ、タイなどが盛られていた。どの刺身も鮮度がよいのか魚自体がよいのかなり美味しかった。個人的には過去に食べた東京のどの刺身よりも旨かったような気がした。
そしてすっぽんの一匹料理が始まる。
4. すっぽんの生き血
5. すっぽん刺し
右から内臓(肝臓?)、肩肉、内臓。右端の内臓は左のごま油につけて食べる。馬刺しのような味であった。肩肉はちょっと硬いかった。肩肉の左の内臓系は他者に譲った。
6. 肝のワイン割り?
若干苦くあまり旨いものではないがすっぽんを食べに行くと良く出るもの。
7. すっぽんの鍋
野菜で見えないがすっぽんが沈んでいる。煮えた後に取り分けると
野菜に隠れているが中央に見え隠れるのがすっぽん。なべに入ったすっぽんの量が多く結構な大きさのすっぽんが捌かれたのだろうか。他のどの鍋とも似つかないという印象のすっぽん鍋であった。これはこれで旨かったかが、硬い鶏肉という感じで、ワニに割と近い味なのかもしれない。残り汁は
雑炊へなり最後まで美味しく頂いた。
8. すっぽん雑炊
漬物がまたいい味であった。
すっぽんの雑炊は、結構美味しかった。ふぐに並ぶ程度に美味しかった。連れがいうには、ふぐ雑炊をはるかに凌駕するすっぽん雑炊があるらしいが出会ってみたいものである。
9. デザート
このデザートはすっぽん一匹料理のデザートであろうか。可もなく不可もなく。
3人で3時間飲み食いして一人1万円とまずまずであった。酒を結構頼んだので少々高めではあるが、料理の質は高かったのでコスパは悪くない。特に、すっぽんの一匹料理が3-4人前で10000円であったが、むしろコスパが良いという印象であった。以前他店ですっぽんのコース料理を食べたがそれだけで5000-6000円したものである。また、個室ということもあってかゆったり静かに食事ができたのもよい。騒がしい店はあまり好きではない。
料理の値段だけ見ると少々高めであるがそれだけの価値があったように思う。ぜひ再訪したいと思う。