食の備忘録 #166:土佐清水ワールド「絶品かつおのたたきを食す」
2017年9月中旬訪店
最近旨い刺身を食べてないなーと思い、いろいろと探してみた結果見つかったのが土佐清水ワールド。たまにある地方の食材をふんだんに使い地方料理を味合わせる系の店のようである。店ができてまだそんなに経っていないのかレビューもあまりなかったが、店のHPを信じて行ってみることにした。
天気はあいにくの小雨であったが、割と駅から近いので問題ない。
雑居ビルの2階にあったのでエレベーターで階を上がる。
エレベーターを降りると店内で予約はしてなかったがまだ時間も、夕食には早めということで問題なく入店となった。混んできたら2時間でお願いしますみたいなことを言っていたが、条件付きということはそこまで混む店でもないのかもしれない。
店の奥の席に案内される。店内の雰囲気はこんな感じ。
和風の居酒屋によくある感じだろうか。
メニューを見ると魚系の料理が多く、刺身やかつおのたたきが押しな雰囲気であった。いつも通り適当に食べたいものをオーダーする。刺身盛りを頼むと、会員カード作ると若干お得になると熱心に進められ作ってしまう。
まずドリンクが来たので乾杯とする。土佐モスコミュール、ぼんかんジュース、日本酒飲み比べ3種と三者三葉好きなものを飲む。我々はビールなぞ飲まないのだ。
さて料理のほうはというと、ジャコと宗田節サラダ:780円。
野菜サラダにジャコと大量の鰹節がかかっている。よく混ぜて食べる。
ドレッシングが3種あり、トマト、にんじん、ゆずだったか。
少しづつかけてそれぞれ試すがゆずが一番好きだったように思う。
そしてサラダ一緒に来たのが、付きだしの茶わん蒸し:300円。
と宗田節。
茶わん蒸しにかけてどうぞということだったが、いろんな料理にかけて食べてくださいと最後まで卓上に残った。そのまま食べても美味しかったが宗田節をかけるとまた一興。
かつおの酒盗:380円。
この酒盗がまた曲者で、酒を飲まない人でもうまいと思われる味付けがされていた。
続いて、かつお藁焼きたたき(小):930円。
普段見ないほど分厚く切られたかつおのたたきを初めは塩で、続いて薬味(ネギ、ニンニク、ミョウガ、タマネギ)とポン酢で食べる。これが大変ん美味しく、かつおのたたきってこんなに旨いものだったのかと唸らされた。全員が同じことを思ったらしく早々に追加オーダーが決まった。普段は同じものを2度頼むよりほかのものを、となることが多いがこのたたきはそれほどまでに旨かった。
そして大きな箱に入って刺身盛りが登場。豪快刺身(大) :2980円(会員価格)。
名札が付いており分かると思うが、黒ムツ、めぐみ鯛、メジナ、カンパチ、清水サバ、ネイリ、スマカツオの7点。普段目にしない珍しい刺身もありよく味わって食べる。どれも美味しいがやはり白身は淡白な味で、メジナやネイリは初めて食べるのでこういうものか、と思う。それに比べてカンパチやサバは普段食べることももある魚ということもあり、いつもよりも深い味わいがあるような気がした。
1オーダー目最後は、めぐみ鯛のかぶと煮:680円。
頭が半分に割られて2個に見えるが頭は1匹分。運ばれるそばから甘辛のいい匂いが漂いごはんがほしくなる。食べる前から旨いと分かるやつである。食べると実際旨い。
ここから2オーダー目。うつぼの唐揚げ:780円
うつぼは珍しいなと思いオーダーした一品。味はアナゴに近いのかな。割と淡泊な味。
さばのお造り:980円。
刺身盛りのサバが美味しかったので単品で追加オーダーしたサバのお刺身。これも大変おいしいかった。1切れが大きく満足感がある。
そしてこちらも追加オーダーのかつお藁焼たたき(大):1430円。
小だとあっという間になくなったので今度は大サイズ。大になると切り身自体も大きくなった模様。初めから大でよかったなと思った一品。やはり大変おいしい。塩よりも薬味たくさんとポン酢で食べるのが好みであった。いくらでも食べられそうな味。
四万十鶏唐揚げ:680円
ちょっと肉系もほしくなったのでオーダー。地鶏のようだがあまり分からず。この店は何を食べても美味しいので美味しいが特別に美味しいわけではない。
かつおの南蛮上げ:880円。
ちょっと攻めすぎ感がある一品。タルタルがかつおに負けている。唯一外した感があった一品。普通のたたきのほうが断然旨い。
あおさの出し巻き卵:580円。
玉子焼き大好き勢がオーダー。あおさが効いている。それ以上でもそれ以下でもない。
12品+付きだし+ドリンクで一人6000円弱であった。味には大満足するも若干コスパが悪いという印象。店員の動きはよく、料理も待たされている感じがなかったのでサービスレベルは良い。本場の味?を堪能できるという意味でよい店かもしれない。まだまだ食べてみたいと思った料理はあったのでまた来たいと思う。