ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #161:「夕張産日原メロンを食す」

2017年ふるさと納税返礼品第2弾

時は7月下旬待ちわびたメロンがついに届いた。

箱を開ける前から微かにメロンの香りをする。前回は宮崎県産のマンゴーであったが今回は北海道は夕張郡栗山町産日原メロン(キング種)である。メロンも中々食す機会はないしあったとしてもスーパーに売っているような安物である。しかし今回手にしたのはあの夕張産のメロンである。昔一度だけ食べたときの記憶ではこんなにも瑞々して甘い食べ物があるものかと驚いたのであった。

意気揚々と箱を開けるとぶわっと広がるメロンの芳香。

中を覗くと丸丸とした(?)メロンが鎮座していた。色は若干黄色みがかかり熟成がもう進んでいる様子である。つるの部分をもって持ち上げようとすると、ぶっちっといって切れてしまった。中々の重量感である。手で持った感じももう食べられそうなので冷蔵庫で冷やして食べることにする。

2時間後。

冷蔵庫から取り出してまな板の上に載せられる日原メロン。

日原メロンいくつか種類があるようであるが、サイトを見ても違いが分からないのでタイミングが合ったキング種としたのだった。若干味が違うのかもしれないが、こちらからの見え方は取れる時期が違う程度であった。

まずは真ん中に包丁を入れ二つに割る。さすがにすっと包丁が通る柔らかさであった。

中は色鮮やかなオレンジ色。まさに夕張メロンといった見た目である。

種を丁寧に取り除き、適当な大きさにカットしていく。贅沢にも一人で食べるので食べやすければいいのだ。半玉分をカットして皿に盛る。

早速一口食べてみると、大変おいしい。口の中に広がるのは高純度の甘味とさわやかな香り。それでいて後味はすっきりしているので、どんどん食べられてしまう。もう1日置くとさらに熟成して甘味が増すような感があるが十分に甘い。あっという間に1皿を完食して残るのは、メロンを食べたという満足感であった。

本当に美味しいマンゴーを知るまでは、メロンが自分の中の果物ランキングのトップだったが、現在はマンゴーに続き2位であるが、このメロンはそんじょそこらのマンゴーよりもよほどうまい。

残りの半玉は、明日の分とした。

連日でメロンが食べられるとは、何とも贅沢である。

後日残りの半玉も美味しくいただき、次回9月出荷があるレッド種を申し込んだのであった。栗山町の寄付は5000円からと設定も安めなので気軽に申込みができるのもよいと思う。レッド種楽しみである。

前回のふるさと納税返礼品

hiropongtan.hatenablog.jp

 

食の備忘録 #160:森乃園「抹茶パフェを食す」

2017年7月下旬訪店

日時は前回鰻を食べた続きである。鰻は旨かったが、甘いものがほしいということで、甘味屋を探して歩くと孤独のグルメに出てきた森乃園というお茶屋があることを思い出し向かう。

さすがに真夏の炎天下、少し歩くともう暑い。森乃園は人形町駅から徒歩数分の場所で、店の前まで行くとお茶のいい香りが漂っていた。が、この店はスルーして2号店のほうへ行く。2号店は本店を通り過ぎて少し歩くとある。

夏らしくかき氷の看板が出ていた。

ぱっと見カラオケ店であるが、

1階部分はカフェとして営業している。こちらの方が空いているし、入りやすい。ただ孤独のグルメファンは本店に行った方がよいだろう。

店に入るとちょうど空いている席があったので座る。さすがに有名な店ということか次々に客が入ってきてついには満席となった。看板にもあったかき氷はよく出ているようで割とオーダーが入っていた。我々は誰一人頼まなかったが、かき氷が出るとみんな驚く程度に巨大なかき氷であった。機会があれば食べたいと思う。

我々がオーダーしたのは当然パフェである。ほうじ茶と抹茶があったが自分は抹茶とした。

思ったよりも大きいサイズのパフェで少々うれしい驚きだったが食べてみてまたびっくり。生クリームからアイスクリームまで濃厚な抹茶でかつ甘さ控え目だが旨いと思えるバランスにまとまっており素晴らしかった。

あんみつ?をイメージしてパフェを作っているのか、ところどころそういった部分を感じる。例えば生クリームの横に刺さっているのは最中である。この最中もパリッとして抹茶餡で美味しかった。その横に見える白い物体は、白玉の代わりなのか餅であった。上から下まで抹茶尽くしのパフェであった。

ほうじ茶のパフェも一口もらったが、そちらも濃厚なほうじ茶味でこんなパフェもあるんだなぁと思ったが、個人的には抹茶のほうが好みであった。

こういう機会でもなければ入ることのない店であったが、ただ甘いだけのパフェとは一線画すこのパフェは中々侮れないものがある。また来たいと思う。

食の備忘録 #159:三好 人形町店「鰻を満喫す」

2017年7月下旬訪店

夏になると鰻が恋しくなる。鰻の旬は冬らしいが、子供頃から夏に鰻を食べてきた身としては、鰻は夏に食べる物である。近年鰻が高騰していよいよ絶滅危惧種なんて言われる始末で中々食べることがないが、一念発起して久しぶりに鰻を食べに行くことにした。

せっかく食べるなら旨い店ということでいろいろ情報を漁るも中々この店!という店は見つからない。食べログを眺めてもどうもステマっぽい店が多く、レビューを見てそっ閉じすることが多かったが、人形町に良さげなお店を見つけたのでさっそく予約を入れる。ぎりぎり滑り込みだったのか電話の向こう側がちょっと怪しかったが無事に予約も入り一安心。

いざ訪店する日はピーカンの天気。とにかく暑いが鰻を食べるとなればそれも乙に感じるのは不思議なところ。

店に入ると早くも先客が数組と盛況な状況。それもそのはず、この日は予約で一杯であった。そんなに広くない店内であったが、テーブル席に通される。

鰻と待つ間に少し摘まむ物をオーダーすると、なんとお通しが出てくる。

ナスとイカの煮物だったが、とても美味しく、店のレベルの高さが窺える。

そしてクーポンで1杯無料のドリンクを飲む。

連れはビールであったが自分はウーロン茶で調整とする。

しばらく後に、まず骨せんべいが出る。

カリカリでまぁまぁ食べられる。少し味が付いているのか食べやすい。

続いて板わさ。

白菜のわさび漬けとかまぼこであるが、わさびが強く辛かったのであまり食べられなかった。

お次は一人1本オーダーした肝焼き。

初めて肝焼きを食べたが臭みがなく、鰻のたれの味で食べやすく中々美味しかった。結構な量の肝だけに何匹分だろうか。

オーダーから30分程度経ってのこと、そしていよいよ本命のうな重 雪が出る。

初めから蓋なしで出てきた。テリが足りない気がするがそこは関東風。ごはんが完全に見えなくなるほどの鰻量で見た目もまずまず。

うな重には肝吸いと漬物が付いてくる模様。

店によっては別料金なのでお得感がある。

食べる前に皮の焼き加減を確認する。

レビューを見ると皮を焼きすぎて焦げているといった投稿がいくつかあり懸念点であった。今回の鰻は多少焦げているものの大丈夫そうである。

さて、食べてみると、あぁ鰻ってこんな味だったと思わず噛みしめる。黙々と食べる面々。本当に旨いものを食べているときは無言になる現象に見舞われる。鰻は箸で簡単に切れるほど柔らかく、ご飯は釜焚きだけあって粒が立ちとてもうまい。鰻と米の旨さで相乗的に旨いと感じるのだろう。タレがちょっと少なめな感があったので追いタレがあってもよかったかな。鰻そのものの味を味わうにはこの程度のほうが分かるかもしれない。

連れに感想を聞いても満場一致で満足が行く鰻であったようである。個人的には関西風の鰻が好みであるが、この店の鰻なら再訪してもよいと思えるほど旨かった。値段も全部入れて一人5000円であった。内うな重が4000円と考えるとコスパは良い。ワンドリンク無料分が効いているのは間違いない。うな重の高騰ぶりを考えると安い部類ではなかろうか。

食の備忘録 番外編 #52: 千疋屋総本店 フルーツパーラー 西武池袋店「マンゴーとメロンのパフェを食す」

2017年8月中旬訪店

今月の西武池袋店限定のマンゴーとメロンのパフェがどうしても食べてみたくてパフェを食べるためだけに訪店することになった。何とも贅沢なことであるが、タイミングを逃すと1年待つことになるので致し方なし。

単品のパフェは季節のパフェとしてよく出てくるが、組み合わせのパフェは珍しい。単品で出せるほどクオリティの高いのものが入ってこなかったのか、同時に良いものが仕入れられたから贅沢にも組み合わせたのか大変気になるところである。

それもマンゴーとメロンである。マンゴーは安定して美味しいのでいつ食べても何回食べてもいい。一方メロンは初めてである。マスクメロンパフェがレギュラーメニューとしてある店もあるが、いかんせん高いので、外した時のダメージを考えると、まだ食べてたことはなかったのであった。しかし今回は万が一の場合でもマンゴーがどうにかしてくれるであろうという算段であった。

さて、気怠い暑さの中店舗に到着してみると、店外脇の椅子にずらりと並んでいる客たち。カフェに入るにはいい時間なので、混んでいるのだろうが、ここまで混んでいる千疋屋パーラーを見るのは初めてであった。この値段でもこのレベルで行列ができるのはさすがであろう。仕方なく最後尾に着き待つ。回転は悪くないがそれでも30分程度待っての入店となる。

案内された席に座るとすかさずお目当てのパフェをオーダーした。この込み具合だとゆっくりメニューを確認してオーダーするよりも速攻が吉であろう。オーダーも終わり店内を観察すると、8割方女性客で、常連っぽい客や観光客っぽい団体など幅広い客層に見えた。

店内を観察している間に、思いのほか早くパフェが到着。マンゴーとメロンのパフェ:2400円税別。

マンゴーの果肉が3つ、メロンの果肉も3つ、真ん中にはいつもと同じように甘さ控えめの生クリームが鎮座している。

マンゴーから食べてみると、口の中に広がるまったりとしてさわやかな自然な甘味。良いマンゴーである。ただし、前回のマンゴーと比べると厚みがなく甘みももう一つ。十分に美味しいがさすがに完熟にはかなわない。次にメロンを食べるとまだちょっと青さが残るといった印象で、外れの部類。メロン単品のパフェでなくてよかったというレベル。これ以上熟すと崩れてパフェにならないのかもしれないが熟成足らないのではなかろうか。ゆっくりと味わいながら次の層へ。

マンゴーのシャーベットとメロンのシャーベットがお目見え。このシャーベットが本命と思えるほど、今回はシャーベットが旨かった。夏だからか果肉が期待外れだったからなのか。ついついスプーンで小さく掬って長い時間味わう。その下には定番のヨーグルトアイスクリームがあり、その下にはマンゴージュレ。最後がマンゴーのみということは、メロンは副材だったのだろうか。

マンゴーとメロンという高級フルーツの競演だったが、やはり2兎追うもの1兎を得ず。単品で構成されたパフェの方がより美味しいフルーツが味わえそうである。

食の備忘録 #158:ダルマサーガラ「本格インドカレーを食す」

2017年7月中旬訪店

久しぶりのダルマサーガラ訪店である。銀座界隈にはインドカレー屋がそこら中にあると思えるほど点々とあるため、よほど美味しいか気に入らないとまたあの店に行こうかという気にならないのだが、ダルマサーガラはたまに行く店である。

ダルマサーガラは本格的なインドカレーを出す店であり、スタッフもそちらの方であるが、そういった店はこの界隈では珍しくない。美味しいのだが、不思議と客が入らないのでゆっくりしたいときにはぴったりである。東銀座駅から徒歩数分ととても駅近であるが、導線として人の流れがあるところではないので、知る人ぞ知る店となっているのかもしれない。

店は2階にあり

少々入りずらい感じがあるが

階段で2階に上がるとすぐである。共有部であると思われる階段の踊り場には

仏像があったりして雰囲気作りを頑張っている。

この日もそんなに混んでなく先客は数組。店内は香辛料の良い匂いで満たされている。空いている席に通されマトンカレーをオーダーする。インド料理らしい揚げパンとカレーのセットもあるのだが、ここのカレーは米で食べる方がよい。

しばらく後にカレーが出る。

銀の盆のような皿にごはんと漬物、さらに小さい器にサラダが入っている。ドレッシングは独特の味で辛みがある。

たっぷりのマトンカレー。それをご飯の上に

かけながら食べる。辛い。チキンカレーはもう少しマイルドであったが、マトンはここまで辛いか。辛いものは得意ではないが、辛さのため手が止まるのは久しぶりだった。日本人に迎合しない味付けなのか、連れも辛い辛いと呻きながら完食する。

値段の割には、物足りなさがあるので、タンドリーチキンくらいあればよいのかもしれない。そう思うとやはりコスパはあまり良くないので、客足が鈍いのかもしれない。人を選ぶ店であることは間違いない。

食の備忘録 #157:D.cup タピオカティーショップ「タミオカミルクティーを飲み台湾を懐かしむ」

2017年7月中旬訪店

時には前回のメロンパンを食べた直後である。参道を下り浅草の繁華街方向へ歩いていると何やら気になる看板にぶつかる。目に留まったのはタピオカの文字であったが、ちょうど喉も乾いていたので丁度良いか店に入る。

一見、ドリンクスタンドのような店で、入り口でタピオカミルクティーをオーダーする。

物が出るまで待つ間に店内を見渡すと、壁には大きなメニューがある。

買い方や見せ方などがどことなく台湾風だなと思いつつ奥を見ると狭いながらイートインスペースがある。

先客が2組のテーブルでおしゃべりをしているようである。

ほどなくして出てきたドリンクをみると

台湾式の文字が。やっぱりという感じであったが台湾式のタピオカミルクティーが飲める店がこんな近場にあったとは、うれしい驚きであった。タピオカは大き目で弾力があり、合格。日本で食べられるタピオカは小さかったり弾力がなくぼそぼそだったりしてあんまり美味しくないのだが、台湾のタピオカはもちもちして美味しいのだ。ミルクティーは甘かったが、台湾でもデフォルトで出てきたものは甘かったので本場に近い味か。

台湾旅行した折には毎日ドリンクスタンドで、タピオカミルクティーを初め、いろいろな種類のドリンクを飲んだものだった。この店は台湾の同類の店を思うとドリンクの種類こそ少ないが、頑張って店を維持してほしいものである。

食の備忘録 #156:花月堂「ソフトクリームジャンボメロンパンを食す」

2017年7月中旬訪店

上野の仲見世通りで買い物をするついで噂に聞く花月堂のメロンパンを買おうかと思ったが最後、スマホが手元にあるにもかかわらずラスト若干道に迷いながらようやく店を発見するに至る。結局遠い方の店舗まで歩いてしまった感じであった。

浅草寺のメインの参道と打って変わり西参道は閑散としていたが花月堂のところだけは人でにぎわっていた。

当然のごとくメロンパンを求める人の行列であった。よくよく店を見るとメロンパンだけではなく、

ソフトクリーム、かき氷、ソフトドリンクにお酒と幅広く商売をしている様子であった。

暑いので冷たいものがほしくなるが、ここまで来てメロンパンを外すわけにもいかないということで、行列に並びメロンパンを買う。

メロンパン以外にも、いくつか商品が並んでいたが皆がこぞって買うのはメロンパンであり、自分が買うのもメロンパンである。焼き立てのあつあつメロンパンが次々と売れていくといった状態であった。

と、窓口の前まで来るとソフトクリーム入りのメロンパンのポップと目が合う。ソフトクリームとの合わせ技だと・・・!迷っている時間も余りなく、少々高かったがソフトクリームメロンパンをオーダーした。支払いが終わると隣のソフトクリーム売り場へ。通常のメロンパンはその場で出てくるが、ソフトクリームメロンパンはソフトクリーム売り場から出るようである。そして出てきたメロンパンがこちら。

まだ温かいメロンパンにひやひやのソフトクリームが挟まれている。早速食べると、メロンパンのカリっとした食感とソフトクリームの甘さ、さらにメロンパンのパンの味が混ざり合い、口の中は祭りである。食べるごとにソフトクリームがはみ出しそうで中々食べるのが難しかったが、何とも贅沢な一品であった。別々に食べても美味しい物を一緒に食べるという行為は時として、相殺して残念なことになったりするがソフトクリームとメロンパンの相性は良い。近くまでいったら食べてみるもの一興であろう。

写真だけ取りたいといった需要があるのか撮影用のメロンパンが用意されているのは観光地ならではか。