ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #167:杉作「牛タン定食を食す」

2017年9月中旬訪店

川崎で昼食ということで、ちょっと豪勢に日航ホテルのビュッフェにでも行こうかと思っていたのだが、日航ホテルについてみると、思いのほか高い。こんなに高かったっけなと思って確認するとこの日はズワイガニが並んでいるので特別に高いのだとか。さすがにランチに3000円強も出すには覚悟が足りず、二の足を踏む。

他にいい店はないかと聞くと牛タン屋があるということだったのでそちらへ向かう。飲食店が立ち並ぶ一角にあるのは牛たん杉作。

メニューが牛タン定食のみと硬派。若干もう少しメニューはあるのだが基本的には牛タン定食であろう。しかも人気店なのか周りの店はそんなに客も入っていなさそうな雰囲気であるのに対して、杉作は行列であった。ここまで来て別のものという気にもなれなかったので大人しく並ぶ。

しばらく後席が空いたので店内へ。店内はカウンター席とテーブル席、さらに座敷あるが間取りは不自然であり、無理やり作っている感がある。そのおかげで大変窮屈であった。

さてメニューをみると牛たん定食1500円と牛タン大盛定食1970円の2択である。ここに至っては牛タン大盛定食であろう。オーダー後待つことしばらく、よくやく出てきたのがこちら。

牛タンと漬物の皿、テールスープとごはんである。並と大の違いは少々見づらいと思うがこのようである。

上が並で、下が大。並はきれいに一列に並んでいるが大は折り重なっているのが分かる。

さて味の方はというと、噛み応えがありごはんにも合う味付けとなっており中々旨い。テールスープは少し味は薄目だが、なれると丁度良い。漬物は少々辛い。サラダでも付くとよかったのだが残念ながらない。牛タンとがっぷり四つといった定食であった。牛タン自体のレベルは高く前に仙台で食べたものと同等かそれ以上か。

量的には全然物足りなかったが、この店は1人前食べてしまいにするのがよかろう。やはりただのランチとしてみると高い。牛タンを普段食べないのでそれ以上推し量れないのが残念である。今のところ再訪はないと思っている。

 

食の備忘録 #166:土佐清水ワールド「絶品かつおのたたきを食す」

2017年9月中旬訪店

最近旨い刺身を食べてないなーと思い、いろいろと探してみた結果見つかったのが土佐清水ワールド。たまにある地方の食材をふんだんに使い地方料理を味合わせる系の店のようである。店ができてまだそんなに経っていないのかレビューもあまりなかったが、店のHPを信じて行ってみることにした。

天気はあいにくの小雨であったが、割と駅から近いので問題ない。

雑居ビルの2階にあったのでエレベーターで階を上がる。

エレベーターを降りると店内で予約はしてなかったがまだ時間も、夕食には早めということで問題なく入店となった。混んできたら2時間でお願いしますみたいなことを言っていたが、条件付きということはそこまで混む店でもないのかもしれない。

店の奥の席に案内される。店内の雰囲気はこんな感じ。

和風の居酒屋によくある感じだろうか。

メニューを見ると魚系の料理が多く、刺身やかつおのたたきが押しな雰囲気であった。いつも通り適当に食べたいものをオーダーする。刺身盛りを頼むと、会員カード作ると若干お得になると熱心に進められ作ってしまう。

まずドリンクが来たので乾杯とする。土佐モスコミュール、ぼんかんジュース、日本酒飲み比べ3種と三者三葉好きなものを飲む。我々はビールなぞ飲まないのだ。

さて料理のほうはというと、ジャコと宗田節サラダ:780円。

野菜サラダにジャコと大量の鰹節がかかっている。よく混ぜて食べる。

ドレッシングが3種あり、トマト、にんじん、ゆずだったか。

少しづつかけてそれぞれ試すがゆずが一番好きだったように思う。

そしてサラダ一緒に来たのが、付きだしの茶わん蒸し:300円。

と宗田節。

茶わん蒸しにかけてどうぞということだったが、いろんな料理にかけて食べてくださいと最後まで卓上に残った。そのまま食べても美味しかったが宗田節をかけるとまた一興。

かつおの酒盗:380円。

この酒盗がまた曲者で、酒を飲まない人でもうまいと思われる味付けがされていた。

続いて、かつお藁焼きたたき(小):930円。

 

普段見ないほど分厚く切られたかつおのたたきを初めは塩で、続いて薬味(ネギ、ニンニク、ミョウガ、タマネギ)とポン酢で食べる。これが大変ん美味しく、かつおのたたきってこんなに旨いものだったのかと唸らされた。全員が同じことを思ったらしく早々に追加オーダーが決まった。普段は同じものを2度頼むよりほかのものを、となることが多いがこのたたきはそれほどまでに旨かった。

そして大きな箱に入って刺身盛りが登場。豪快刺身(大) :2980円(会員価格)。

名札が付いており分かると思うが、黒ムツ、めぐみ鯛、メジナ、カンパチ、清水サバ、ネイリ、スマカツオの7点。普段目にしない珍しい刺身もありよく味わって食べる。どれも美味しいがやはり白身は淡白な味で、メジナやネイリは初めて食べるのでこういうものか、と思う。それに比べてカンパチやサバは普段食べることももある魚ということもあり、いつもよりも深い味わいがあるような気がした。

1オーダー目最後は、めぐみ鯛のかぶと煮:680円。

頭が半分に割られて2個に見えるが頭は1匹分。運ばれるそばから甘辛のいい匂いが漂いごはんがほしくなる。食べる前から旨いと分かるやつである。食べると実際旨い。

ここから2オーダー目。うつぼの唐揚げ:780円

うつぼは珍しいなと思いオーダーした一品。味はアナゴに近いのかな。割と淡泊な味。

さばのお造り:980円。

刺身盛りのサバが美味しかったので単品で追加オーダーしたサバのお刺身。これも大変おいしいかった。1切れが大きく満足感がある。

そしてこちらも追加オーダーのかつお藁焼たたき(大):1430円。

小だとあっという間になくなったので今度は大サイズ。大になると切り身自体も大きくなった模様。初めから大でよかったなと思った一品。やはり大変おいしい。塩よりも薬味たくさんとポン酢で食べるのが好みであった。いくらでも食べられそうな味。

四万十鶏唐揚げ:680円

ちょっと肉系もほしくなったのでオーダー。地鶏のようだがあまり分からず。この店は何を食べても美味しいので美味しいが特別に美味しいわけではない。

かつおの南蛮上げ:880円。

ちょっと攻めすぎ感がある一品。タルタルがかつおに負けている。唯一外した感があった一品。普通のたたきのほうが断然旨い。

あおさの出し巻き卵:580円。

玉子焼き大好き勢がオーダー。あおさが効いている。それ以上でもそれ以下でもない。

12品+付きだし+ドリンクで一人6000円弱であった。味には大満足するも若干コスパが悪いという印象。店員の動きはよく、料理も待たされている感じがなかったのでサービスレベルは良い。本場の味?を堪能できるという意味でよい店かもしれない。まだまだ食べてみたいと思った料理はあったのでまた来たいと思う。

食の備忘録 番外編#59:天下一 人形町店「五目焼きそばを食す」

2017年9月上旬訪店

餃子が食べたくなると思い浮かぶ店天下一。しかし餃子だけで食べて帰ってくるわけにも行かないので、いろいろとチャレンジをすることになる。この日も餃子が食べたいとなり天下一へ赴いたのだ。

店に入ると思いのほか混んでおり、出来上がったグループがわいわいと騒がしい。空いているテーブルへと座りメニューをとる。

餃子は確定しているが、後は何をオーダーするか。チャーハンは割と美味しいのでよくオーダーするが、ラーメンはどれも食べてもわざわざここで食べなくてもいいという結論に至る。

それでもなんとなく麺類がほしくなるのは性か。そんな折にメニューをよく見ると五目焼きそばなるものがあるではないか。変化球には違いないが炒め物なら外れなしと思い餃子と五目焼きそばをオーダーした。

しばらく後、まず餃子。

いつも通りの餃子。1個1個が大きく食べ応えがある。コスパがよい。

そして五目焼きそば。

と、何か想像していたものと違うと気づく。メニューの写真では分からなかったがあんかけ焼きそばであったか!炒めた焼きそばが出てくるものとばかり思っていた。たまに中華料理屋であんかけ焼きそばを食べている人を見かけるが、五目焼きそばであったか。

仕方がないので食べるとそこそこ美味しい。もともとあんかけは好きな部類である。具は回鍋肉で味は八宝菜に近いかなと思いながら完食。少々量が少ない印象。次回から間違えないようにしなければ。

これならもう一品だったかなと思ったが、天下一は打ち止めにして店を出る。天下一であれもこれもとオーダーすると思いの他高かったりする。

食の備忘録 番外編#58:東京油組総本店 銀座組「油そばスペシャルトッピングBを食す」

2017年9月上旬訪店

久しぶりのエントリーとなった東京油組総本店である。ラーメンとは一線を画す別の食べ物という認識であるがたまに食べたくなるので、店舗のほうに向かうのだが行列に辟易して別の店に流れることも多い。またメニューにバリエーションが少なくあまり書くこともないと思っていたのでブログのネタになることもなかったのだが。

この日もなんとなく油そばが食べたい気分となったので店の方へ向かう。店の前に着くと待っている客は一人。これは妥協点か、並ぶことにした。一人くらいだったらすぐに空くであろう。以前はもっと並んでいたのだが少々落ち着いてきたのかもしれない。

この店は食券だけ買って先に渡して並ぶ形式である。いったん店に入りまた出て並ぶというのは、妙な気分である。ほどなく客が出始める、ぞろぞろと。店員に促されて空いた席に座る。オーダーはすでに通っているので、割と早めに物が出る。

油そばスペシャルトッピングB(W盛り)。

普段はトッピングAだが、なんとなくトッピングBにしてみた。差は丸いチャーシューである。140円差なのだが、油そばは混ぜるのであの形は少々いただけない。混ぜにくかった。通常入っている棒状のチャーシューのように何か工夫がほしいところであった。

ラー油と酢を3周して混ぜる。混ぜているときは底に結構溜まっているように見え、かけすぎたかと思うのだが、食べ終わるころには丼ぶりにそこには少々残るだけなので適量なのだろう。スープがない分カロリーは少ないが、その分胃に入る量も少ないのでW盛りだろうがぺろりとなくなってしまう。これがつけ麺だとまた感覚が違うのがラーメンの難しいところか。

前回の東京油組総本店

hiropongtan.hatenablog.jp

 

食の備忘録 #165:ベルニーニ 東京「ランチパスタを食す」

2017年8月下旬訪店

自分から進んで入らない系のお店に連れて、珍しくイタリアンのお店に訪店となった。

ランチタイムということで入れるか心配であったが、2階へ通される。店内を覗いた感じ1階は少々手狭で、少人数向けようのであった。階段を上がると

大テーブルへ通される。中々お洒落な内装で女性は好きそうである。

座ってメニューを見るとランチメニューは、メイン料理と前菜のセットのようである。少々お金を積むと1皿追加でアップグレードもできるがランチにそこまで出す人はまれか。前菜はサラダとスープの2択で、全員がサラダを選択。メイン料理はパスタ、リゾット、ピザなど選択肢はそこそこ。どれも胃袋にたまりそうにない雰囲気でどうしたものかと悩む。よく分からない物をオーダーするよりは味の違いが分かりそうなパスタを選択することにした。

しばしの談笑ののちまず、お通しのようなものが出る。

味はオムレツのような感じだったがキッシュかな。続いて付け合わせのパンと

サラダが出る。

サラダはほどよいドレッシングかかっており食べやすい。セットで出てくるサラダにしては量は多めか。そしてメイン料理のパスタ。

牛肉のリングイネだったと思われる。このパスタ中々の美味で見た目通りトマトソースであるが、牛肉の旨味がパスタにも染み渡るかなのように旨い。またチーズがかかっておりそれがトロって融けているがワンアクセントとして効いており良い。

食後のコーヒーも付いて1200円くらいと少々高め。量はやはり物足りないが味は悪くない。またピザをオーダーすると大判のピザが一人一枚出てきていたのでそちらの方がお得感があるのかもしれない。

食の備忘録 #164:クワアイナ 渋谷宮益坂店「ベーコンチーズバーガーを食す」

2017年8月中旬訪店

前回に引き続き渋谷である。早めに切り上げて前の店を出たので次の店はどこにしようかとなり、なぜかハンバーガー屋であるクワアイナを目指すことになった。

ハンバーガーは多聞に好みが分かれるところであろうが、個人的にはバーガーキングのワッパーが好きである。あの大きさ重量感がとてもアメリカンという感じがしてよいのだが、少食日本人にはあまり好かれずモスバーガーが好きな人が多いようである。モスバーガーに限らずよくあるハンバーガーチェーン店は、バーガーが小さく物足りなさしかない。

そんな中一線を画すのは1個千円を超えるような高級ハンバーガー屋であろう。最近は増えてきた印象があるが、アメリカなどではハンバーガー屋もピンキリだが日本みたいにおやつのようなバーガーはまれであろう。食事としてのバーガーが出てくるイメージである。つまりボリュームがあるのだ。値段も普通に10ドル超えてきたりするわけだが。

閑話休題、話を戻そう。最近連れの一人が事あるごとにクワアイナへ行こうというので機会があればと流してきたのだが、なんと渋谷にもあるではないかということで流れはクワアイナとなった。先ほど肉を食ったのにさらに肉を重ねるということである。酒も入り、たまにはいいかと財布の紐も緩くなっているが、ハンバーガーに千円以上というのは、やはり覚悟がいる。

店に着くと何やらアメリカンな電飾がお出迎えであった。

店内は思いのほか混んでおり、6割程度の席が埋まっている。夜にハンバーガーを食べる人がこんなにもいるのかと軽く驚きであった。

壁のメニューも英語である。

値段だけ円表記である。オーダーを済ませて空いている席に座る。

席にはケチャップとマスタードのボトルがあった。

日本では中々お目にかかれなさそうなボトルは、まさにアメリカンである。

店内を観察していると割と外国人が多い印象で、はやり食べなれたものが食べたいということであろうか。

結構待たされてバーガーが出る。

ベーコンチーズバーガーのセット1571円は、下半分。上半分は連れのバーガー。

バーガーが閉じられてない状態で出てきたのは初めてで驚いた。自分でケチャップとマスタードをかけて閉じると聞いて2度驚いた。最後の味付けを客に任せるのか?と。この大雑把なところはまさにアメリカンか。

ケチャップとマスタードをかけ閉じると

この分厚さである。どうやって食べたものかと思っているとバーガーの包み紙があると教えられる。最初はナフキンかと思ましたよ、ええ。包み紙にいれるとさらにハンバーガーらしく?見える。

食べやすいように若干つぶして食べる。本物のハンバーガーであった。パンからパティまで手がかかっているのが分かる。パティはそれだけでも十分なものであろう。ただ若干パサついたのが気になった。このロットだけの問題なのか、店の問題なのか分からないがちょっと残念である。また、ケチャップとマスタードはもしかしたら蛇足だったのかもしれない。

またポテトが細くちょっと頼りない。アメリカのファストフードに行くとこれでもかとポテトばかり食べされられるのだが。オニオンリングは揚げ加減が絶妙で今まで食べたオニオンリングの中で一番おいしいかった。玉ねぎがあまり好きではない自分がこう評価するのは珍しい。

やはりコスパは良くないという印象である。ハンバーガーにドリンク、ポテトのセットで1500円であったが、銀座ランチでも1500円は高い方の店である。それでいて1個では物足りなさがあり、2個ほしいかなといったところ。そうなるとやはり値段が問題になる。そうなるとバーガーキングでいいよなーとなるのである。

食の備忘録 #163:肉バル GABURI 渋谷駅前店「ステーキを食す」

2017年8月中旬訪店

渋谷で飯を食うことになったので、いろいろと探してみたが中々ピンとくる店がなかったが、巨大なステーキの写真に釣られて選んだのが肉バル GABURI。果たしてどんなレベルの肉が食べれるのか見物である。

予約はなしで入ったが、まだ早めの時間ということですんなりと席に着けた。席は半個室で若干周りの雑踏が聞こえずらく悪くない。メニューを見ると思いほか値段が高いように見え、暗雲が立ち込めるが主だったものをオーダーした。

まず出てきたのが、お通し(1200円税別)。

キャベツにドレッシングがかかっている程度のもの。会計後分かったのだがこれがなんと一人400円も取られている。3人いたがこの量で1200円のキャベツとはいかに。ぼったくりもいいところであろう。

2. シーザーサラダ:899円税別

これはこんなものかな。可もなく不可もなく。

3. 鶏ハラミと葱のアヒージョ:899円税別、追加バケット:299円税別

味は悪くないが、量が少ない。

4. ポークチョップグリル:999円税別

ハニーマスタードかソースをつけて食べる。味はまぁまぁ。骨付きで切りづらい。

5. 牛サーロンステーキ:3999円税別

奥のソースがステーキソースで、手前がクリーム系ソース。

手前の焼き加減はこんな感じ。奥の方は断面から分かるようにもっとレア。単価は高いが量は十分あり。味も美味しい。いきなりステーキと同程度かなという印象。オーダーした中でこれが一番おいしかった。

6. 牛サイコロステーキ:1499円税別

成形肉っぽい肉だった。大変脂ぎっており、肉を食べるというよりも脂の塊を食べている気になる。食べなくてもよい。

この辺りで初回オーダーが終わり、追加するかどうか微妙な空気だったがもう少し食べることにした。

7. 馬肉のカルパッチョ

中途半端な味付けで馬肉を食べている感がなかった。

8. 厚焼き玉子:699円税別

甘い玉子焼きは好きだが、ここに至ってはそれすらも不快になる。大根おろしが付いているのに醤油は卓上になし。

9. 揚げパスタ:699円税別

場をつなぐためのパスタ揚げ。塩が効いている。

これ以上長いする気になれず清算する。ドリンクは一人1品ながら一人5000円オーバー。チャージ料10%込。

1品の量は少なく値段は高いという印象。味は並。再訪はなし。団体客や合コンなどが主戦場なのだろう。とてもリピーターが付く店とは思えない。

渋谷で店探すのは誠難しいと思う今日この頃であった。