食の備忘録 #32: 浅草むぎとろ本店
2016年1月上旬訪店
仲間内で新年会と称して浅草で食べ歩きをしていたときのことである。何やら有名はむぎとろの店があるということで、お店に行ってみた。着いてみると思っていたよりも高そうなお店だったので、少し二の足を踏む。
この日はすでに、3件目でありそんなに食べられないし、少しひっかける程度に食べて帰るつもりであったが、お店の雰囲気はとてもそんな風なことができるようなお店ではない。それでもこの機会を逃せばもうこのお店に来ることはないかもしれないということで入ることになった。
メニューを見ると結構いいお値段がするものばかりである。むぎとろのメニューだが値段はとてもそんな感じではない。とりあえず、むぎとろの御膳をそれぞれが注文することにした。
後ろの席では何やら鍋らしきものをしており、どのコース料理なのだろうかみたいな話をしていると料理が到着。
お椀に入って普通に出てくる者かと思っていたら蒸し器に入っての登場でみなのテンションが上がる。ご飯はたっぷりと2杯分であった。とろろも味が濃い目でご飯に良く合う。付け合せの出し巻きタマゴ、漬物も悪くない。
全部食えるかなと心配していた連れの一人も完食。本当にうまいものはお腹が一杯でも案外食えるものである。さて一服とお茶をすすっていると早々に膳が下げられる。こういうお店にしては慌てて下げるなと思っているとデザートが出てくる。
そうか、デザートも付いていたのか、とこのとき思う。
さて、出されたものは、とろろのかりんとうであったように思う。珍しい者であったが、これが中々美味しくて思わぬ収穫であった。
次はここで宴会をやろうかなどという話をしながら退店。
後日、連れがやはり食べすぎで次の日辛かったとぼやいていた。普段そんなに食わないのに、よく付いてくるなとは思っていたので、特段驚きはなかったが、自重して食べるようにコントロールしないとな、と思った次第であった。
今回のお店の場所はこちら: