ひろぽんの「食の備忘録」

食ログとして食べたものを記録していきます。特に美味しかったお店や美味しい物について特筆します。

食の備忘録 #145:北京火考鴨店 ペキンカオヤー店 銀座店「北京ダックと中華料理を目一杯楽しむ」

2017年4月下旬訪店

中華料理の食べ放題の店は、割とどこでもやっているのだが、北京ダックの食べ放題となると余り聞いたことはない人も多いのではないだろうか?そもそも北京ダックなんて中華料理のコース料理でしかお目にかかることはなく、横浜の中華街くらいでしか見たことはなかった。中国へ旅行したことがある人から話を聞くとこれでもかというほど北京ダックも食わせてくれるらしいのだが、コース料理で出てくるのは一人1切れで美味しいのかどうかも余り分からない。

そんな北京ダックが食べ放題で、さらに中華料理も食べ放題の店があると聞いたならば是が日にでも行かなければならない。思う存分に北京ダックを食べ尽くしてやるのだ、という心持でいつものよく食べる面々を召集して北京火考鴨店へ赴いたのであった。

天候は生憎の雨だったが、北京火考鴨店は大変盛況の様子。どのくらい繁盛しているか分からなかったので予約が入れておいて正解であった。席に着き回りを見渡すと、ファミリーが多い印象で、みんな楽しくやっているようだ。ガヤガヤしてゆったりと食事という雰囲気ではない。

食べ放題で予約が入れてあったので、オーダーの方法だけ確認、1回に9品まででメニューの品はどれでもOKということであった。飲み放題はソフトドリンクのみとした。

早速オーダーをする。初回ということで軽めの物を頼む。

1. ザーサイ 2. 上海風クラゲ

特別おいしいと言うことはなく箸休めか。もっと後で頼んだほうがよかったな。

3. 海老の湯引

美味しいのだがシンプルすぎて中華料理なのだろうか?と疑問に思ってしまった。好きな人は好きなんだろうが、殻を剥くのが手間。レビューはこれがお奨めって書いていた人がいたが、そこまででもという感じ。

4. 本店特製鴨スープ

スープとしてはまぁまぁ。前哨戦としてはありかも。

5. バンバンジー

ピリ辛な味付けで中々美味しかった。

6. 五目入りフカヒレスープ

フカヒレが入っていると書かれているとなぜか頼まないと損した気分になりそうだったのでオーダーした。ダックのスープよりもこちらが好き。

7. 小籠包

1人前4つ入りだったと思うが、先に食べられてしまった。

レンゲに取り、ショウガと醤油をかけて食べる。中からスープが出てきて旨い。肉汁がどばっと出て少々油っぽいがショウガがその油っぽさを中和してくれる。中々レベルの高い小籠包であった。

8. 北京ダック

いよいよ北京ダックのお目見えである。目の前で切り分けてくれるサービス付であった。


北京ダック専門店 ペキンカォヤテン 銀座店:目の前で切り分けられる北京ダック

切り分けられた後はこれ。

これで3人前である。1人前5切れであろうか。中々ボリュームがある。このダックを

アツアツの生地に味噌?ネギ、きゅうりなどと一緒に乗せ巻いて食べる。味わえる程食べられる北京ダックは初めてであった。ただ期待値よりも美味しくないと言う感想。皮はうまいが身はそれほどおいしくないのかな、といったところ。

9. オマールエビ鉄鍋煮込み(米)

米かうどんかと謎の問いかけがあった料理で、実際出てきたのが上の通り。殻ばかりでエビは出汁として考えた方がいい。中々よい出汁が出ていて美味しかったが、食べづらい。

続いて2週目に入る。まだまだ余裕の一行はどんどん来いという雰囲気であった。

10. 豚肉の細切り甘味噌炒め

ピリ辛味噌味でごはんがあれば大変進んだであろう。おかずにぴったり。

11. 大根餅

台湾のよく見かける料理で、ここにあると思わなかった。マカオで食べたのが美味しかったので、思わずオーダー。シンプルながら中々に美味しい。

12. ホイコーロー

炒め物が続く。美味しかったがこれもご飯がほしくなる。

13. 牛肉の黒胡椒炒め

胡椒が効いていて美味しかった。

14. レタスチャーハン

サッパリ系チャーハンでちょうどご飯がほしかったのでぴったり。

15. エビと玉子炒め

記憶にないので、大したことなかったのではないだろうか。

16. 豚バラの角煮

とろっとろで箸で簡単に切れ美味しかった。

17. 上海焼きそば

彩りもよく時間と共に変化する麺の食感がよいのだが、余り味わっている時間はなかった。すぐになくなってしまった。

2週目も北京ダックを3人前頂き2週目終了。北京ダックはもういいよね、という話になった。さすがに北京ダックといえど食べ飽きた。まだまだ食べれる(はず)と意気込み3週目へ。

18. 炭焼きチャーシュー

硬めのチャーシューで歯ごたえがある。味はよい。

19. ストーンクラブカニ鉄鍋煮込み(うどん)

鉄鍋煮込みシリーズのもう片方。今度はストーンクラブ。相変わらずストーンクラブも出汁であった。食べるところはほどない。しかし非常によい出汁が出ており美味しい。オマールエビも恐らくうどんの方がうまい。というか炭水化物は抜きでいいのでは?

20. 手羽先揚げ

からっと上がった唐揚げ。甘酢ソースにつけて食べる。中々いける。

21. 酢豚

平凡な酢豚。悪くないが特に頼まなくてもよい

22. 焼き餃子

餃子もついつい頼んだが他の食べたほうがいいかも。味は悪くないが焼き餃子はいつでも食べられる。

23. 広東風黒炒飯

黒いチャーハンで、今日一番旨かったものはこれ。何が旨かったとは表現できないのだがとにかく旨かった。

3週目にもなると、食べるペースも落ち、テーブルの上には料理が並ぶ。いやしかしこういう光景が見たかったのだ。テーブルに広がる中華料理、いいではないか。

24. 八宝菜

これも中々旨かった。色々な具財が使われていてお得感がある。

25. 豚肉細切り四川風甘辛ソース炒め

酸味がありちょっと苦手な部類であった。

26. 陳マーボー豆腐

辛い。とにかく辛い。辛いマーボウドウフが食べたい人はいいかもしれないが、終盤でこれを引くかといった感じで、食べるのが大変だった。中盤にご飯と一緒に食べるのがお奨め。

何とかすべての料理を胃に詰め込み。デザートへ。

27. 紫サスマイモのムース

28. 青リンゴゼリー

29. マンゴープリン 30. 杏仁豆腐

デザート系はどれもこれもそこそこ。特別においしいものはないような印象。正直なところ3週目はほぼ二人で食べたためデザートを味わって食べることはできなかった。あと一人いればよかったかな。

料理の平均点は高く、どれもこれも美味しかった。そこらの中華料理屋で食べるよりも旨い。それを食べ放題で食べれるのだから満足度は高い。北京ダックはそんなに美味しい物ではないということが分かったので、次は別のものをたくさん食べたいところである。1注文9品までと縛りがあるが、そのおかげか混んでいても料理が滞ることなく出てくる印象であった。デザートの補充が最後の方なかったのが若干残念であるが、早い時間に行けば問題ないだろう。

 

食の備忘録 #144:銀座篝大手町店「鶏白湯SOBAを食す」

2017年4月下旬訪店

ラーメンほど好みが分かれる食べ物もないと思うのだが、銀座でうまいラーメン屋という話をすると、むぎとオリーブと篝は「あの店は美味しいよね」と同意が得られるレベルの高い店である。

しかし中々篝に足が向くことがなくここまできたのだが、偶々大手町でランチになった折に偶々篝の大手町店を見つけてしまったので、今日はここだなと篝に赴いたのであった。

店の前に付くと特に行列があるわけではなく、落ち着いた雰囲気である。

店構えはとてもラーメンに見えず、和食屋か寿司屋のようであるよう見えた。こう構えられると一見では中々入り辛いのだが、意を決して入る。

まずは左手の券売機で食券を買う。初見ということで一番ベースになっているであろう鶏白湯SOBAとする。店の中の様子を観察しながら席に着く。客層はこの辺り働いている人たちであろうか。サラリーマン風の人が多い。ラーメン屋にして女性客も入る印象であった。店が少々狭いためか席は小さめに作られる印象であったが、荷物入れが付いているのはさすがといったところか。

そうこうする内にラーメンが出る。鶏白湯SOBAの大盛り(のはず)。

一見ラーメンかこれ?と思うほど、見た目がオシャレだと思った。女性客が割りと入るのも頷ける。具は

鶏肉、レンコン、アスパラ、カブ、干しエビ、タケノコといったところか。器は結構深く

この程度あり見た目よりも量はありそうである。食べると濃厚な鳥の味が口に広がり、思わず旨いと言いたくなる。レンコンやアスパラはラーメンの具としては中々珍しいし、麺や鶏肉もそれなりに美味しかったはずであるがそれよりもスープの印象が強すぎて余り覚えていない。スープは割と残す方なのだがスープが美味しすぎて底が見えるかどうかまで飲んでしまった。

鶏が駄目という人以外にはお奨めできそうなかなり美味しいラーメンであった。ぜひ再訪して別のバリエーションのラーメンも食べてみたいところである。

秋葉原にも鶏白湯ラーメンを出す店があったが、鶏白湯ももっと流行ってもいいのではないだろうか。

食の備忘録 番外編#41:むぎとオリーブ「濃厚卵のまぜSOBAを食す」

 2017年4月中旬訪店

久しぶりのむぎとオリーブ(以下、むぎオリと略す)の訪店となった。むぎオリと言えば行列が絶えない有名店で、中々並んでまで食べる気になれず1回いったきりであった。前回は以下に記している。hiropongtan.hatenablog.jp

 

この日も特にむぎオリに入る気はなく、別の店に行ったのだがそちらにも行列がありスルーしてむぎオリの前を通りかかるとなんと行列はなく、中を覗くと空き席あったので入ることにしたのだ。

店に入るとまずは右手の券売機で食券を買う。どれにしようか悩んだが、まぜそばを食べる気で出てきたため、まぜSOBAにする。席に着き落ち着いて周りを見ると7割程度の客入り。まだランチタイム中だというのに席が埋まらないとはいったいどうしたと言うのか。過去の混みっぷりを思い出すとちょっと不思議である。券売機を見る感じ値段が上がって客が離れたと言うわけでもなく、そもそも観光客が流れてきていた感じだったので価格の問題ではなかろう。観光雑誌に乗らなくなったのだろうか?

などど考えているうちにむぎオリのまぜSOBAが出る。

さすがはむぎオリ、見た目もこだわりを感じさせる。具は見たとおり、鶏肉が2種類、卵、三つ葉、海苔、刻みねぎなど。白いのがなんだったかちょっと思い出せないが、思い出せない程度の物だったのだろう。そしていろいろ調味料が用意されている。

タバスコにこなチーズ、酢など。洋風のまぜSOBAらしい。が、初めからいろいろかけるのも何なので、まずはそのまま混ぜて食べる。

これはこれで旨い。全然他の調味料は要らない。十分味は付いているし、素材の味を楽しめる感じがある。追加するかどうかは好みの問題であろう。旨いのだが、まぜSOBAはそこまで違わないような印象である。飽きたら変わり球でまぜSOBAに行ってみる程度であろう。鳥SOBAや蛤SOBAがむぎオリらしくお奨めである。

食の備忘録 #143:「ひつまぶし巻き(駅弁)を食す」

2017年4月中旬

お弁当系はどうしても冷たい状態で食べることが前提のため、暖かい料理比べて好きではないのだが、そうも言っていられないこともある。例えば、そう新幹線の中である。匂いのことも考えると新幹線の中で暖かい物を食べるというのは気が引ける。また駅で手に入るものには限りがある。

ならばと駅でしか手に入らないものを手にしたのであった。そう駅弁である。駅弁はコスパで言っても悪いというイメージしかなく、まだコンビニ弁当、おにぎりなどの方が安いのではないかと思うが、一方でご当地弁当などはそこでしか食べられないことが多い。

駅弁コーナーで見つけたのがこれ。

ひつまぶし巻き。ひつまぶしを海苔巻きにしただと!と軽い衝撃が走りこれは食べるしかないと買ったのであった。開けると

お茶が入っていたがお湯で飲むタイプであろうか。包みを開けると

海苔巻きであった。1切れ取ってみると

真ん中にうなぎがあり、うなぎのたれが浸み込んだ風のご飯であった。食べると鰻丼の海苔巻きという感じで、どの変がひつまぶしなのか。黄色い品書きを見ると添付のお茶でお茶漬け風にするとひつまぶしっぽくなるよと書いてある。なるほど、とおもいつつ駅弁でそれやる人がどれくらいいるか疑問である。鰻ご飯の海苔巻き、これはこれでうまいのだが2回目はないかな。

そして次に

味噌カツ。目に入ってつい手に取ったが買うか迷った。冷たいし暖める方法もないので微妙なのではないかと。迷った挙句買ったわけだが、冷めてもうまい味噌カツでむしろ当たりの類であろう。ひつまぶしで外し分は取り返せた感がある。

次は名古屋で暖かい味噌カツやひつまぶしが食べたいものである。

 

食の備忘録 #142: レストランあづま「日替わりランチを食す」

2017年4月中旬訪店

美味しい洋食屋があるということで連れられていった先はレストランあづま。老舗の洋食屋のようである。

外観は、銀座にありながらちょっとメンテが足りていない感じで逆に珍しいと思ってしまった。味で勝負しているということであろうか?

入り口を入ると狭い店内が垣間見え、1階は席が空いてなかったので地下へ降りる。1階は精精二人席だけに見えたが地下は6人程度だったら一緒に座れる席もあり、上よりは広いのだろうか。

席に座りメニューを見ると洋食屋の定番メニューが並んでいて日替わりがいろいろ乗っていて良さそうだったので日替わりにする。店員がぶっきらぼうで、ここは銀座か?と再度思う。

最初に出てきたのはセットのコンソメスープ。

このスープ中々レベルが高く、味が濃厚で天然素材だけでこの味を作っているのであればシェフの腕はかなりよいと思われる。

続いて、メインプレートが出る。

ハンバーグ、クリームコロッケ、エビフライ、スパゲッティと旗でも立っていればさながらお子様ランチの様相である。

セットのライス。揚物はカラっと揚がっていて衣も薄く旨い。ハンバーグも中々いける。しかし、1個1個が小さく一口サイズかと思う程度なので物足りない。量は昔からこの量でやっているのだろう。今の時代小食ならともかく並みの成人男性なら物足りないと思うのではないだろうか。

そしてもっと問題なのは店員であった。給仕もぶっきりぼうで、雑と言われても仕方がないレベルだし、受け答えも何か変。片田舎でもちょっと見ないレベルである。非常に不快であった。嫌々働いているのだろうか?もう2度とこの店に入ろうとは思わないレベルであった。

鉄板焼きが名物らしくオーダーしている人がたくさんいたので万が一気が向いたらそれをオーダーしてみようと思った次第であった。

食の備忘録 番外編#40:天下一 人形町店「ホンコンラーメン等を食す」

2017年4月中旬

ラーメンやら餃子が食べたくなると天下一に足が向く。地下鉄出口そばというのも、ポイントが高いのかもしれない。この店のラーメン系の個人的評価は高くないのだが、どうしても気にあるラーメンがあるので頼んでみた。

ホンコンラーメン:

名称からはまったくどんなラーメンか想像もできないが見た目からも野菜が入っているの情報が得られないラーメンで気にはなっていたのだ。一般的に知られたラーメンなら他の店にも並びそうなのだが、オリジナルラーメンなのか聞いたがことがない。

食べてみると味噌味で何やらこの味には思い当たりがあるといった感じ。そうホイコーローであった。野菜はどうもホイコーローのようである。つまりホイコーローラーメンか。何をどう考えたらホイコーローを上に乗せようかと思えるのか。完食したもののもう2度とこのラーメンをオーダーすることはないだろう。

と、ここまでまだ前半戦である。この日はお腹が空き過ぎていろいろオーダーしてしまった。ジャンボ餃子3個:

に豚キムチ炒めのハーフサイズ、

と、チャーハンのハーフサイズ。

これら3品がどん!と並ぶ。

なんとも豪勢なというよりは、なんたりボリューム感。先にラーメンを完食しているとは思うまい。ちなみにこの3品は、ハーフサイズありで中々旨いのでちょい足しで1品何かほしいときに丁度良い。このように3品並べるのは、胃袋に自信がある人だけにしておいたほうが良いだろう。

さすがにやりすぎた感はあるが、ご飯もほしかったし餃子も食べたかったし、ご飯のおかずもほしかったのだ。無事完食して店を出る頃には若干の後悔が去来するが、満足感の方が大きいのだった。

天下一は特別美味しいでもなく、コスパも並なのでたまには行ってしまう不思議な店である。

食の備忘録 番外編#39:ラーメン雷鳥「2号ラーメンを食す」

2017年4月上旬訪店 

雷鳥は随分久しぶりである。

hiropongtan.hatenablog.jp

 過去のレポートを見ると9ヶ月ぶりとのことである。昔行った記憶では特によかったという記憶もなく再訪する機会もなかったのだが、ラーメン通からちょくちょく店の名前が出るのでまた行ってみようかなという気になった。

前回は昼間であったが今回は夜の時間帯での訪店である。昼も行列ができる店であるが夜もなんと満席で大変盛況なようである。少し待っての入店となった。券売機の前で少し迷い今回は2号ラーメンとする。空き席に座りまわりを窺うと、客層を見ると仕事上がりのサラリーマン風の人が大半であった。晩御飯なのか一杯飲んだ締めの一杯なのか。

そうこうする内にラーメンが出る。2号ラーメン(濃厚系)

1号とは明らかに系統が違うとスープを見ただけで分かる。具はチャーシュー、メンマ、青菜、刻みねぎ、海苔と値段にしては豪華な印象。

メンマは大きめカット歯ごたえがよく中々旨い。チャーシューはちょっと薄すぎる気がする。さて、スープはというと濃厚というだけあってどろっとしているような気がする。ベースは鳥で旨みが凝縮されている感じがして旨い。麺はふと麺でスープがよく絡む系だろうか。

旨いのだが、量が物足りない。ご飯物を追加するなど必要か。もう少しこの店を研究する必要があるのかもしれない。